またかよ。
いわゆる、
「罪のないウソ」かも。
経産省が発表した万博の経済効果2兆9000億円と同じ。一応、そう言っておけ!そもそも経済効果なんてまやかしもの。ということ。
東京オリンピックの経済効果も5兆円だった。
しかし、オリンピックが終わっても、本当に5兆円の効果があったのか、その後の具体的な検証は誰もしていない。算定した当事者もである。
確かなのは、東京オリンピックの赤字が2兆3千億円だったことだけ。黙って税金で補填した。経済効果のように大きくアナウンスしたらいいのに、静かに処理した。
だから経済効果なんて、始まる前の景気つけ花火に過ぎないと言われるのだ。
万博の経済効果も
オリンピックの経済効果も
仙台七夕の経済効果も
確か、関西の特定の人間が言っていたこと。言うだけ番長の域を超えない代物。
観光客が何人来て、その観光客の宿泊料金とか、使うタクシー代とか、土産代とか、夜ご飯は何を食べたとか大いなる予測的想像統計の世界でしかありえない。
いわゆる間違っていても、笑って許して!の世界。
だから事後の検証もしない。
万博ボランティアも、その5万人の応募者の名簿をネット公表すれば実態がわかるが、おそらく中身は公表しない。個人情報だから公表できない。だから5万人、100万人と発表しても誰も検証できない。
どうせ定員の2万人に絞るわけだし、一人で何回も応募すれば数字は膨らむ。まあ、信頼度は、沖縄でアルバイトを雇って署名を偽装した愛知県の知事リコール賛成名簿程度のものだろう。
全国で8割、大阪府市圏で6割が万博には興味、関心がないという世論調査が出ているのに、
ボランティアだけは定員を超える多数の応募者。
おもしろい。
日本全国民の万博への無関心さを打ち消すには、「いい数字」である。
まさか、
あのトラオリ優勝パレードの警備ボランティアのように、また大阪府市の職員を無償ボランティアにかりたてたわけではないだろうなあ。
あれは気の毒だった。
せっかくの休みなのに、職場内の同調圧力から無償ボランティアに志願させられたのだから。
神戸市職員は有償ボランティアだったけどな。
優勝パレードなんだから有償ボランティアがあたりまえ。
万博も有償ボランティアにしてやれ。5万人の応募者に敬意を表してさ。
大阪の人間なのに、なんでタダ働きなんだよ。
心配なのは、実際にボランティアに参加した人間の健康問題。メタンガスが地中から吹き出し、ダイオキシンやらPCBやらの粉塵が舞う極度の汚染地帯で働いて大丈夫なのか。
メタンガスの爆発事故が起きたばかりやし。
子どもはゼッタイに汚染地帯の夢洲万博に行かせては行けない。
まともな親なら、身体を張ってでも行かせない。