シ~ン !
時々 野鳥の声
そして 雪が枝から落ちる音
モノクロの景色の中に モノクロのボク
服を着てなかったら これって保護色ってやつですかね
ズボッ!!
こうやって隠れたら
ボクがいるって判らないかも
気配を消して…
獲物が近づいたら
ガバッ!! 素早い動きで
み~つけた 逃げたって無駄だよ
ボクのご先祖様は こうやって獲物を獲ったのかなぁ
冬の森は ボクの中に眠っている何かが目覚めるような
そんな不思議な気分になるよ
でも 捕まえたのが野鼠一匹だったら
哀しいなぁ
お腹いっぱい食べられないのって嫌だなぁ
やっぱり ボクはお家がいい
冷たい雪のお布団より フカフカのベッドの上がいい
お料理下手だけど 母が作ったご飯がいいな
金曜日の地震 独りでお留守番だったから とっても怖かったよ
セタ地方は震度4
この日、母は少し遅く帰ってきた
ササッと簡単にご飯を食べ
「 ちょっと疲れたから30分くらい横になるね 散歩はその後 」ってベッドに横たわる
まもなくボクもベッドに向う
仰向けに寝ている母の上に乗っかり
体を長~く伸ばして しがみつくようにくっ付いた
いつもなら 母の足元で丸まるけど 怖いことがあった時はこうなるんだ
去年の地震の夜も こうやって寝たんだ
「 臭い! セタなんだか臭いよ ウンチしてきたんじゃないの 踏んできたでしょ 」
ボクの左前足が 母の顔に触っていた
慌ててトイレのある部屋へ急ぐ母
ピンポ~ン!! ありました
ちょっと緩めのやつ 踏んだ跡も
翌朝までに 3回もゆるゆるウンチしちゃいました
ボクってすぐお腹にきちゃうんだよね
見かけによらず ビビリ屋
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