名取市文化会館の展示ギャラリーで開催中とのこと・・・行ってきました。
名取市高舘出身の画家杉崎靖夫さんが、閖上地区の復興変遷の9年間を、油彩と水彩で描いていらっしゃいました。
「ふるさとが再生する様子をキャンバスに記録し、次世代の記憶に残したい」という強い思いが、作品の1つ1つにあふれていました。
左)「巨大サイロと五叉路跡」2018年9月 右)「あんどん松」2018年9月
「佐々直」 2013年11月
”弁慶の仁王立ちをおもった 貞山堀を背に大津波に立ちはだかった最強の住居建造物 震災後1年余 この姿に気付かなかった ガレキの山が消えて 見えてきた”
「さよなら 閖上小学校」水彩画 2015年10月
・・・2018年度から小中一貫校となっています。
「記憶」 2021年3月
”閖上の人たちが言う [あの日] 3月11日 今年も14時46分 一斉に白い鳩風船が放たれた メッセージを載せて 先を競うように 思い惑うように 鯉のぼりとシャボン玉に見送られ 東から西へ行った [あの日] から今年10年目 閖上の人たちは言う [この日] を語りつなごうと”
絵画展は3月13日まで開催されます。全42点、ほとんどが見知った風景・・・
今年もまた3.11が巡ってきました。