にゃび姐さん、踊ります!

着物・猫・郡上踊りと白鳥踊り。時々韓国にすっ飛びます。韓国語の勉強はいつ再開できるの?と悩みつつ実家の母をフォロー中。

うまく言えないけど

2013-02-14 16:29:42 | 徒然日記
自分の子供にある重たい病気が宣告されたことってあります?
一応あります。

変かな?
なんだかちょっと違うみたい、って思って
でも
「そんなことない、うちの子は普通だ」って思おうとして
結局病名を宣告された後も

やっぱり「なんでうちだけ」って嘆いたり
「お宅の子、かわいそうねえ」とか
「死んじゃう病気なの?」とか聞かれると
すっごく傷ついたり過剰に反応したり

その時の気持ちは30年以上たっても決して忘れないです。
その時助けてくれた人もいれば
冷たい言葉をかけた人もいて
やはり忘れないです。

同じことか違うことかよくわからないけど
今故郷に帰れなくなった人がいらっしゃる
子どもの健康をすごく心配してる人がいらっしゃる

「あんたの故郷は危険だ」とか言われると
すごく傷つくって、これに近いのかなって思う
もう戻れないだろうな、と思うのは勝手だけど
それをその人に言うのは残酷かもしれない。

みんな元の暮らしに戻りたい。
うすうす戻れないだろうと思ってるけど
それを他人に言われたくない。
若い人はまだ頑張れるかもしれないけど
お年寄りはもう、自分の「根」が切れたことを感じたら
力が出てこないのかもしれない。
先祖代々の土地を捨てたなんて
怖くて人に知られるのも嫌なのかもしれない。

避難したくても避難できない人がいると聞いている
本来どこに引っ越そうとその人の自由なはずなのだけど

「お前は“根”を捨てていくのか」と
人が責める以上に自分を責めてしまうのか

故郷は
自分が生まれて、生きてきた歴史そのものだから
失うのは怖いと思う
普通の引っ越しだって大きなストレスなんだから
自分の意志と関係なく住む場所から逃げるなんて
想像もつかないストレスだと思う

「助けたい、力になりたい」と思う側と
「助けてほしい」と思う側が
うまくいかないのはなぜだろうと昨日から考えている

いや、ずっと考えている

もしかしたら
どこへ逃げても日本の中だったら何も変わらないと
みんな知っているからだろうか。

この狭い狭い島国
国土のほとんどが地震の巣で
54基もの原発のある国だから。




あ、わが子はちゃんと完治して成人してます。
だけど放射線治療をしたのでこれ以上無駄な被ばくをさせたくなくて
チェルノブイリ以降
私は原発に反対です。

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