人間は、ありのままの自分を見せて生きていくしかないんだ

巷ではブログというものが流行っているらしい。質の悪い輩が目を覚ましてしまった。
皆さん嘘を見抜く目を養ってください。

仏壇前の母の後ろ姿

2005-09-02 01:23:11 | Weblog
大事な時期にお世話になった先生の 死 を知った。
私にとって大きな存在の尊敬すべき、感謝すべき先生。
信じられない気持ちと言葉では表しようのない悲しみで辛い。
涙でボロボロの私に、「回向する」と、仏壇に向かう母は
「お母さんは法華経が一番やと思って毎日こればっかり唱えてる。
今日は先生が無事成仏できるよう回向するから
しっかり聞いといてな。」と言った。
私は母の信仰する宗教に否定的だ。
だけど、今日、母の姿、母が法華経を唱える姿に感動した。
涙を流し、「娘にこんな素敵な思い出を作って下さって、ありがとうございます」
と震える声で回向してくれた母。
私は涙が止まらなかった。
先生の死はこれほどにも悲しいのに、
それによって、私の生活が変わることはおそらくない。
今止まってる時間も、次第に動き出す。
 人が亡くなっても、それを乗り越えられるのは
その人が心の中に居続けるからなのかもしれない。
日々法華経を唱える母、
単に法華経を唱えているのではなく、
死者を弔うため回向する時間でもあると知った。
なんて清い姿だと思った。