少なからず今こうして生活していられるのは、なんだかんだと言いながら、
ここまでずつと同じ仕事を続けてきたからだと思うことがある。
いろいろな職業を変えて成功する方もみえるであろうが、
一つのことをやり続ければ、成功ということではないかもしれないが、
何なりと成果を出し、自分の生活をしていく手段になると思う。
破産をしたときに、知り合いの経験者の方からアドバイスをもらったのが、
商売は続けないといけないと言うことだった。
今後、私の人生がどうなるかはわからないし、
商売を続けてきたことが本当によかったどうかなんてことはわからないが、
現時点では、続けてこれたことはよかったと思っている。
そのアドバイスを下さった方は、破産と同時に今までやってきた商売を
辞められてしまい、新たな商売を始められたようであったけれど、
それもうまくいかず、現在は苦労されているようである。
もう一人、同じようなアドバイスを下さった方も、
商売を辞められて、なかなか苦労が多いようだ。
自己破産の手続きにおいて、破産した商売を同じように続けて行く事は
できないのではあるのですが、名前や代表者を一時的に変えてやればどれだけでも
可能なのですから、続けられるのであれば、私はその方が良いと思っています。
バイトをやってみて思ったのですが、今まで人を使ってやってきた人間が、
誰かに使われるのは、かなりのストレスになります。
自分の人生の方向を誰かに決められ、思うようにならないことが、
どうにも納得がいかないのです。
会社は社長個人のものではなく従業員すべてのものではあるのですが、
自分の良いと思う方向へ導いて、皆を幸せにすることが
社長の責任であり、社長のやりがいなのです。
破産をしてしまったことは、その社長の責任を果たせなかったことなので、
十分反省をしなければなりません。
その意味で、また従業員を雇ってすぐに始めることは、
あまり良いことだとはおもいませんが、
自分一人が続けていくことには、何も問題ないと私は思います。
継続は力なのです。