ユーロな日々

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ルシャンブルゴはタイトルを獲れるか?

2005年07月24日 | 欧州2010-2003
マルカによれば、2トップはロナウドとロビーニョで、トップ下にジダンとラウルが交代で入るというのがルシェンブルゴの構想だ。前シーズンの後半のパターンだ。ジダンは自ら、もう60試合は無理だとコメントしたのでいいのだが、またベンチスタートが増えるオーウェンは不満だろう。開幕からしばらくはジダンとラウルを同時に使い続けるだろうが、勝てなくなったときに、本当にラウルを外せるのだろうか。
外せば、その他不満分子がラウルにすり寄ってきて、チーム内の空気がおかしくなるかもしれない。
ソラリがいなくなったので、出場時間が増えるグティの不満が減るのは、唯一の(?)救い。
マーケティングの観点から、スタメンを保証されるべッカムは、まあ、そこそこはやるだろうが…。
問題はボランチだ。
マルカは、グラベセンかパブロ・ガルシアだろうと書いている。
どちらだろうが、エルゲラ、ウッドゲートとのコンビで、パフォーマンスの高いディフェンス力を発揮できるかといえば、正直なところ、かなり疑問だ。
こう見ると、結局、それほど思い切った改革はしなかったわけだ。あまり代わり映えはしない。
こういう陣容で、ルシャンブルゴは、リーガもしくはCLのタイトルを獲れるだろうか?
残念だが、あまり期待はできない、というのが正直なところだ。
ジダンが語ったように、いろんなことをすでに成し遂げてきたレアルの選手たちには、ハングリーさが欠けている。そこが最大の問題なのだ。
大切な時期に結婚式を挙げ、チームの主力メンバーをそろってパリに連れていくような選手のことだ。しかもその相手とは半年もたたないのに別れたというのだからどうしようもない。
やはり、もっと大きな変革が必要だった、という気がする。
例えば、ロナウドを切ってアドリアーノをとるとか。
ロベカルもジダンと同じように30試合しか使わないことにして、左サイドバックを補強するとか。
ビエラを取るとか。確かに力は落ちたが、ジェラード、ランパードは無理なのだから、取っておいてもよかったのではないか。