すべてにおいてバレンシアが勝っていた ［バレンシア-バルサ １－０ リーガ23節 ］

ビットルバルデスの犯した過ちをビジャが見逃すはずもなかった。
ほんとにおそろしい男なのだから。
バルサがひどかったわけではない。少なくとも２点はカニサレスに止められたのだから。
しかしチャンスの数はバレンシアのほうがはるかに多かった。スコア以上に、バレンシアの力がすべてにおいて勝っていた。
エトーは復帰したがビジャのほうが怖かった。
ロナウジーニョがいない２列目も、アイマールのいるバレンシアのほうが素晴らしかった。
そしてアルベルダの激しい気性が、90分間、チームを鼓舞し続けていた。これが効いた。ネスタージャだから当然だろうが、今日はプジョルよりも効いていた。
アジャラ、マルチェナがいないのに、ハビドナバード、アルビオルのセンターバックは素晴らしく、ぼくらを驚かせた。
バルサはロナウジーニョに加え、デコ、メッシーが負傷から完全回復とはいかずベンチ。ジュリも前半に痛んで早々と交代した。ファンボメル、エスケーロ、イニエスタらはバレンシアをこじ開けることができなかった。シャビの離脱が、ここにきてジリジリと効いてきた感じがしなくもない。
とにかく、バルサファンには悪いが、これで差が６に縮まり、がぜん面白くなった。

［リーガ23節 バレンシア-バルサ　１－０］