エスパニョールが先制したというテロップが流れてスタジアムが沸いた直後だった。
サラゴサがカウンターで反撃、そこまではあまり目立っていなかったアイマールがゴール前に切り込んだ。
エルゲラが身体を寄せる。 アイマールは倒れた。
判定は? PK、だった。
仕方ないだろう。
前半終了間際、すばらしい攻撃でファンニスティロイが同点ヘッド。
と、思ったが、セサルがスーパーセーブ。
前半、追いつけずに終了。
前半は終始、サラゴサのペースだったといわざるを得ないだろう。
1点でよかった、と思うしかない。
Rマドリードは、ロビーニョが3回のチャンスがあったが、枠にシュートを打てなかった。
これが痛かった。 いつもそうのだが、ロビーニョのシュートはひどい。
後半は頭から代えたほうがいいだろう。
バルサは追いついているのだから、早く手をうたないと。
カペッロは動いた。
ラウル、エメルソンを下げ、グティとイグワイン。
やるだろう。
後半11分。
セットプレーからセルヒオラモスのクロスがディフェンダーにあたった。
コースがかわる。
しかしそこにはファンニスティロイがいた。
そしてヘッド。 ボールはゴールに吸い込まれた。 同点。
しかし18分。
またもやアイマール。 切り裂かれて止められず、ディエゴミリートが決めた。 痛い。
20分、レジェスを投入。 ロビーニョを下げた。
まだ25分ある。
44分。 グティの必殺スルーパスがついにでた。
ロベカルが中にいれ、イグワインがうち、ファンニスティロイが決めた。
そしてその直後、カンプノーで、タムードがバルサを地獄に突き落とした。
2点目を入れ、ドローになったのだ。
なんということだろう。
ついさっきまで地獄をさまよっていたのはRマドリードだったのに。
もうフットボールの神様は、Rマドリードにご褒美をやろうと決めたのだろう。
この最終盤の数試合、Rマドリードの選手たちはそれにふさわしい頑張りをした。
今日もそうだったが、すばらしい、信じられないようなネバーギブアップの連続だった。
[サラゴサ-Rマドリード 2 -2 リーガ第37節]