ユーロな日々

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バルサ 1-2 マドリー  マドリーの覇権奪回が決まった瞬間。これで2冠も夢でなくなった

2012年04月22日 | 欧州2010~
勝ったねえ。
マドリーが良かったからかといえば、ちがうだろう。
バルサが悪かった、ということだ。
なぜこうなったか、過密日程もあるだろうが、それだけではない。
今日のメッシは、あまり見たこともないような姿だった。
2度ばかり、スピードアップしてマドリーを脅かしたが、こんなに長い時間、消えていたのは珍しい。
メッシがいないバルサとやっているようだった。
ベップはこのところ、チアゴ、テージョ、サンチェスを厚遇してきた。
この大一番でも、その彼らを使った。
今季をささえてきたマシュケーラとアドリアーノも、クラシコだからといって外すことはなかった。
ピケはベンチのままだし、セスクとペドロも後半わずかな時間しかプレーさせなかった。
バルサの心臓というべきイニエスタとシャビは、メッシに劣らず出来が悪かった。
それでもポゼッションは75%。
でもこれはモウリーニョのプランだった。
アロベロアとコエントランの両サイドはほとん攻め上がらなかった。
全体としても、高い位置からプレスをかけてボールを奪う、という戦術はとらなかった。
エジルも大半が守備で8人が守っていた。
いや、ロナウドでさえ今日は守備を意識していた。
そのエジルが、追いつかれた直後に見せた見事なスルーパス、そしてロナウドの決定力。
二人に実力通りのプレーがでて、再びリード。
直後だったことに意味があった。
マドリーが追いつかれたとき、これで攻撃モードに変わらなければいいが、と思った。
何度もその過ちを犯し、大敗を繰り返してきたからだ。
同点の時間が続けば、そうなっていたかもしれない。
でもすぐに勝ち越したことで、守備意識は失われなかった。
その守備意識とバルサの不調がこの勝利をもたらした。
これでバルサの3連覇は消え、マドリーの派遣奪還は決まった。
これで水曜日にはバイエルンも破るだろう。
2冠も夢ではなくなった。
ミュンヘンでファイナルを戦う相手がチェルシーならその可能性は、バルサとやるより高いと思う。
ファイナルがクラシコなら、わからない。
こんなバルサであるはずがないからだ。
それでも、やはり、そのカードの方が見たい。
来週のミッドウィーク、この両者はどんなフットボールをするのだろう。
両者が勝ち上がり、ミュンヘンでもう一度、最高のフットボールを見せてほしい。


バルサ 1-2 マドリー
リーガ35節