日曜の夜9時のドラマ、99.9セカンドシーズン、高視聴率みたいだ。自分も遅ればせながら第3話まで見てみた。ファーストシーズンでは検察がやり玉に上がっていたがセカンドシーズンでは裁判官がやり玉に上がるみたいだ。起訴事件の有罪率99.9%というデータは、確かに検察が起訴した事件が明白な証拠に基づいているという一面もあるのかもしれないが、もう一つ指摘出来るとすれば、高有罪率の原因は起訴された事件の検察側の主張を無批判に受け入れる裁判官側の形式主義、前例主義、ある意味無能力さの表れかもしれない。裁判官の出世の為の評価には如何に沢山の事件を処理したかが問われると聞いた事がある。沢山の事件を処理するという事は、裁判資料の精査など不可能で、事務的に裁判手続きを処理していくという事だ。これはこれで問題だと思う。もう一つ言えることは有能な弁護士が少ないという事かもしれないが、それはまた別の話題。サードシーズンがあるとしたら、本当は無罪の被告人を見捨てて?情状酌量に持っていく、悪徳弁護士についても取り上げて欲しい。
まあ、これまでの法廷ドラマとは違い、検察、裁判所という神聖不可侵?領域に踏み込んだ意欲作ではある。