今年の1月の終わりに、知人を見送りに羽田空港まで行きました。
見送りデッキに出て、次々と飛び立っていく飛行機を眺めながら、
私の記憶の中で、永遠の誘惑の最終巻で凪子と如月の別れを描くために
取材で訪れた成田空港で二人の気持ちになり切って過ごした時間が蘇り、
凪子と如月のあの時の別れのシーンが鮮明に浮かび上がってきました。
この時凪子37歳、如月17歳。
連載を始めた頃は二人の年齢差は
世間一般の常識としては許されるものではなく、
最終的に二人は別れるだろう。
というのが、常識ある人たちの望む形だったかもしれません。
二人の別れに未来への含みを持たせたラストに、
納得がいかないこと、
そして如月の了解を得ることもなく如月の子供を宿して
黙って旅立っていく凪子に、ただの身勝手な性悪女という
ご意見もありました。
でも私の中では、この時すでに
『宝石の磨き方』への構想があったので、あえて読者の
大方の予想を裏切る終わり方にさせていただきました。
『宝石の磨き方』では、如月が睦月を超える男になること、
そして二人の年齢差は、
外見の見てくれやかっこよさに魅かれた恋愛時代から、
結婚してお互いの内面に触れあい、年齢とは関係ない心の部分で
通じ合うことで、いくらでも解消できるのだと。
そこまで描けたらいいなあ、なんて思ってます。
マリエもね、読者の方からは
『永遠の誘惑』ではすっかり悪役扱いでしたが(笑)、
私の中ではすでに『宝石の磨き方』で本領発揮のマリエのキャラが
できてたので、
マリエ大好き!でした。(笑)
これからの凪子とマリエの関係にも注目!
ですよ。
先取りしたジッコちゃんに、頭が下がりますm(_ _)m
本当にお疲れ様でしたm(_ _)m
さあ、次いってみよー。
漫画描くAI送ってください。
ひとつ予想が甘かったのは、待ち時間が思った以上に長かったことだわ。笑。
その間に時代はどんどんジッコさんワールドに追いついて、今や20歳差も、多くはないけど、まぁ有るよね、な感覚に。
今回のお話は、なんかすごくいろいろ考えながら読んだよ。
道なき道を手探りで進みながらここまで来るのに10年かかりました。
ようやくここにきて、後ろを振り返ると道らしきものが見えています。長かった…。
>今回のお話は、なんかすごくいろいろ考えながら読んだよ。
本好きのさゆみ嬢にそう言ってもらえるとうれしいなあ。
私はお話の中に実際にあったエピソードや言葉や場所を入れることでよりリアル感を出したいと思ってるんだけど、今回の話だと、
ふふふ、作中に出てきた外科医は40代の頃私(人妻)にいきなり恋心を芽生えさせたしまった男なのだ。彼が言ってたセリフをそのまま作中に使ってしまった。
あ、作中で別れを決意した女の人との話はフィクションです。あの女性は女性でリアルなモデルがいますが。
私のほうね。
今うちの息子が17歳で比べてみるとものすごい幼さにびっくりです。
やっぱり甘えさせ過ぎたかな😅
17歳かあ。母親から見ると幼いだけだよおお。一番甘えられる人だからね。
いっぱい甘えさせてあげましょう。今だけだもの。
そのうちいやでもおっさんになるから。