投資とは?(投資の基本は資本主義の基本)、投資とは?(持株会制度)、投資とは?(持株会の毎月の掛け金をコントロールしていた友人)と連続で、投資の話を掲載した。がその基本的な考えは、信頼できるあるいは思いや期待できる会社に長く投資する事。その見返りは決して短期的な株価の増減による差益ではなく、むしろ投資(お金を貸す)したお金への利息や配当だと・・・。
しかし私は、どうも長期的に待てる程気長な性格ではない。そしてドルコスト平均法を更に上回る程毎月の掛け金をコントロールするほどマメでもない。そしてこの手の常識的なアドバイスを信じる程、お馬鹿さんでもない。2006年ぐらいからの投資の経験がおそらく全てだと思う。
リーマン・ショック前の日本経済が好調だった時期での投資。そしてリーマン・ショック後の分散投資が意味をなさない程の大暴落。日本も海外も株が大暴落。東日本大震災、欧州債務危機後の一人日本の円高。そして民主党から自民党への政権交代。
余りにも劇的な経験。投資環境の劇的な変化だったと言う気がする。この中でも実は私は相当な利益を出す事ができた。それを分析するとかなりわかってくる事がある。そして、その中で幾つか感じた疑問を身近な人にぶつけると更に疑問が深まるが、実は、こうすれば資産は殖える|投資信託マーケットの中にヒントと言うかその理由が説明されていた。
『価格の上下は想像を絶する苦痛』『損をする不安、増えるかわからない不安』
リーマン・ショック後、実際に株や投資信託等に投資していた人はどう思っただろうか?『価格の上下は想像を絶する苦痛』だったはず。しかしそれはリーマン・ショックで現実の物となった。その結果は既に想像を超えたはずだ。
しかしここで諦めなかった人たちもいたはずだ。私もそうだ。リーマン・ショック後に投資信託にむしろ力を入れた。新興国公社債オープン通貨選択型で豪ドルコースとブラジルレアルコース毎月分配を購入した。そして初めて、分配金型が思った以上に高配当に商品がある事を知った。年間で20%近くの配当率になる商品がある事を・・・。
そしてまたショックな出来事が発生する。東日本大震災。なぜか円高へ。そして欧州債務危機へと。更に一人円高へ。そしてまた上記の暴落の再来ではないが、投資信託の基準価格の下落へと・・・。
さて、結果、今どうなっているだろうか?
実は700万円の投資に対して280万円のリターンとなっている。これは普通分配金も特別分配金も含めた分配金であり、且つ普通分配金の20%の税金は引かれている。分配金の配当率は何と40%と言う事になる。これは実質3年もない期間だが・・・。
但し、現在の基準価格による評価額は△30万円なので、実際のリターンはもう少し悪いが・・・。
実は、株も、不動産もそうだが、この基準価格の変化に一喜一憂することが問題なのだと思う。
ロバート・キヨサキ『金持ち父さんのファイナンシャルIQ 金持ちになるための5つの知性』のロバート・キヨサキ氏の投資方針に面白い物があった。
これがある意味真実かも知れない。
不動産の価格がその物件の価値を決めるのではない。 借りてくれる人が払う家賃がその価値を決める ※実際の表現がどうなっていたか忘れた為、少し表現が違うかもしれない。著者に申し訳ありませんが・・・。 |
投資信託の価値を標準価格に求めると、分配金がないタイプは、他人任せの資産運用しか分からない。従って基準価格の上下を気にする事になる。
これを上記のロバート・キヨサキ氏の不動産と同じ様に考えると、投資信託の価値は、毎月の分配金が決める。特別配当金であろうと一般配当金であろうと。もちろん一般配当金であり、基準価格が一定の物が良いが・・・。
東日本大震災後と欧州債務危機で、超円高が進み、私の上記投資信託は、いずれも基準価格が暴落していた。しかし、それでも配当金の合計と基準価格の下落分を差し引いてもかなりの利益を出していた。そして、またいま政権交代で、円安になり、株高が続いている。
本当は、円高の時に更に投資しておけばよかったとまた後悔するが、それは、またなかなか人はできないものだと思う。
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