社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

早期退職の条件(仕事をするのは何の為)

2011-06-13 20:57:55 | セカンドライフ

今日、朝起きると体の調子が悪い。そう喉がかすれて、声が出しづらい。睡眠不足で眠い。本当は昨晩早く寝ないといけなかったのだが、毎週日曜症候群(と勝手に名付けているが、要は月曜日に会社に行きたくなくてブルーになる日)でついつい夜が遅くなった。不自然な体制で寝てしまうのも原因だ。

少なくとも40歳代は、多少不調でも、無理して会社に行ったし、仕事が心配で、休むのは逆に心配だった。しかし最近は、その無理をする事がシンドイ。無理をする気力もなくなっている。無理をする為には、よほどのモチベーションが必要だ。それがなくとも、何らかの意思が必要だ。それもなくなっている今は、当然簡単に休むと言う事になってしまう。どうせ年間の有給休暇があるし、これも消化しなければならないし・・・。と。連続休暇を取るのは自分の仕事に跳ね返る為、気をつけるが、一日ぐらいはと、簡単に取ってしまう。朝電話して、会社の子に伝えるだけだ。本来なら上司の部門長たる部長に事前許可を取るのが、筋だが、どうせ事後報告(申請書)でも同じだし、と今まで直接電話などで許可を依頼した事はない。且つ休暇申請等でも、上司から文句を受けた事もない。最も受けてもその10倍ぐらい反撃する用意が整っているが・・・。

さて、今日ブログのテーマにしていたセカンドライフについて、気になるホームページを見つけた。迷人の悠遊おとぼけライフと言うホームページだ。この方の早期退職後の生活や資金などについてもこのサイトにいろいろ実例が掲載されており、大変貴重な情報だ。「退職と生活設計の手引き」に掲載されている56歳と62歳の支出についても実例での明細があり、大変興味深い。「退職と暮し方の手引き」には、当然私が予想している「退職後のお付き合いの相手について」にも掲載されており、会社関係の連絡が完全になくなる事も面白い。これは逆に、私が一年休職した事で、事前に分かってはいた事だが、これが一番強力な現実なんだろう。と思う。

さてここの管理人さんの早期退職の背景が以下の様に説明されていた。

子供2人のうち長女が結婚し、長男が就職したこともあって、役職定年の歳=56歳になったら会社を辞めて田舎へ帰り、のんびり暮らそうと思っていました。

それが、早期退職制度で2年分の年俸をくれるというので、2年早めて54歳で退職しようと計画していました。

そしてこのたびの決断では、それより約1年早く53歳で退職することにしました。最後の激務に疲れたのと、あと1年仕事していく気力が薄れたためです。

ほぼ、私が考えている事と同じだ。会社で仕事をする事が、人生の目的ではないと言う事だ。それでは何の為に会社で仕事をするのか?このサイトの管理者の方と同じ考えかどうかはわからないが、退職する(したいあるいはできる)条件の一つが、子育ての終了だ。つまり子供が自分たちの手を離れ、独立した時点が親にとっても子供に取っても大きな分岐点となる。

逆を言えば、子供がまだ学生の間は、親も鎖があると言う事になる。結局、結婚して、子供ができ、自分の家庭があるとそれを守り・維持する為に、働き続けてきたと言う事になる。そしてその家庭があるから、仕事も頑張れると言う事だと思う。

そしてその鎖がなくなると言っては家族には失礼だが、それは何時だろうか?男と女ではこれも失礼だが、その時期が異なる。

  • 長男
    ハッキリ言って、就職した時点で、親の手を離れていったので、普通はこの時点だろうと思う。そして今では結婚するのが何時になるかも分からない為、それを待つ必要もない。
    しかし、親に多少プライドがある場合は、やはり息子が結婚する時までは、しがらみがあると、私は考えていた。
    だから、息子に言った。
    「おまえは結婚したければ、私が今の会社にいる間にしろ!と、そうでなければ、嫁さんのご両親が親の仕事している会社を気にしない所の子と結婚しろ!と」
    息子は、「大丈夫。親父の会社を気にする両親ではない」と言っていたが、それは息子が理解していなかったからだ。親の気持ちを。
    もちろん、今の結婚式では、仲人も立てず、結納等も行わず、当人や友人同士で勝手にやっている様で、それはそれでいいのだが。
    長男は、一部上場の日本人なら誰もが知っている大手メーカーに入っていた。当然結婚式には息子の上司が招待される。そこで親がいくらなんでも・・・。と言う私のプライドもあった。今の会社(子会社に出向中だが)なら、この息子の会社と十分比べられる名前だと。
  • 長女
    ハッキリ言って大学までは出した。後はわからない。従ってと言うか娘の場合は、何時までと言う時期は関係ないだろう。結婚してもその後も関係ないと言う気がする。結婚できるかは心配だが・・・。結婚式の時に私が、一流の会社にいる必要もない。もちろん無職の可能性が大であっても、なぜかプライドはいらない。と私は勝手に認識している。
    これも差別ではないかと言われそうだが・・・。

やはり、子供の自立と言うかこれが一番の鎖だったと言う事になる。さて次にはくる条件が実は家のローン等だ。これも大きな鎖である事は間違いない。これも上記の迷人の悠遊おとぼけライフ管理人さんもやはりローン等の借金がないと説明されていた。

そして、早期退職制度があるなしと言うのが次のトリガーと言う気がするが、実はこれは真の条件ではないと考えている。つまり、上記の家族へ縛りつまり子供の自立と家のローンがない状況である程度貯金があれば、つまり大半は定年退職時の退職金が入った段階で、かなりの方がこの条件を満たすのではないか?

しかしそれにも関らず、多くの方が、再雇用で仕事を継続されるのはなぜか?それは生活する為にお金がないと言う方ももちろんいるだろうが、上記の条件を満たしても仕事をされるのは、やはり仕事が手段ではなく、目的となっている方が多いのだろう。これはこれで、素晴らしい事だと思う。

つまり、今では大半の方に取って、定年と言う60歳は何と転勤や職場が変わる等とほぼ同じで、全く一つの転機ぐらいの事と多くの方が考えられているのかも知れない。

先日も、先輩の一人が、定年前の特別休暇(3日付与される)と慰労制度(会社から旅費が支給される)を使って、奥様と海外旅行に行く話をされていた。所で「特別休暇は良いですが、ご自分の有休は、今年いっぱいで全て使っておいた方が良いですよ。最も全部使えないと思いますが。」と言うと「エー、有休は毎年持ち越しできるのでは」と言ので、「あんたあほとちゃうか!定年やで、再雇用やで。全て一旦退職でリセットやで!」と教えたが、こんな認識だ。当社でも定年と言うのはやはり、会社でも一つの通過点としか認識されていないようだ。

従って、定年後と言うか、会社から離れた人生を考えたくないのかも知れない。何の為に働くのか?それは働きたいから働くと言う事になるのだろう。

しかし上記の先輩で言えば、今の当社に出向となって仕事できているので、こう言う話ができるのだろうと考える。つまり親会社に残って親会社の元の上司達の元での仕事だったら、こう言う判断をするかは疑問だ。そう仕事+仕事環境(一番は上司)に影響されるのが常だろう。しかしどんな状況であっても当社と言う箱の中で仕事を求めると言うのは凄い。自分の居場所を仕事に求めるのは必然なのだろう。

私の場合は、少しは60歳以降の資金に心配はあるが、それはかなりの欲張りと言う物だと理解している。つまり今すぐ会社を辞めても、60までとそれ以降は既に目処がついているし、やりたい事が既に多くある。やりたい事を考える必要がないほどやりたい事が多い。

もうプライドを考える必要もない。時間に追いかけられる事もしたくないと思っているのだが・・・。

自分が定年を迎えた時に、「毎日が土曜日」の人生をおくるのは楽しいだろうか?明日は何をしようか?毎日、明日つまり自分の自由な未来を考えて暮らす人生。何と素晴らし事だろうか?。まさに夢の世界だ。実際は、別に明日の事を考える必要はないと思うのだが・・・。もっとも毎週月曜日が来ないかも知れない。そう会社みたいに世界がなくなるのだから・・・。

月曜日、何も考えなくとも会社に行けば、自分の居場所がある空間。それがなくなる。何も考えなくても、月曜日になれば。行く所のない町をうろつくのも大変だ。毎日図書館に行くのも考えものだ。毎日パチンコはお金もかかる。かといって公園で何もしないでいると変人とみなされる。何処へも行く所がない。何時かくる定年、それは自分の居場所を探す戦いの始まりとなるのだろうか?

また取りとめのない話となった。要は、早期退職(再就職しない)は、できる条件がもちろん必要だが、それは、単にたまたま定年が前にシフトされただけの事だと言う事だ。

従って、上記のように、定年を迎えても、単なる人事の辞令の一部つまり通過点の様なイメージしかないサラリーマンに問題があると言う気がする。定年で一旦強制リセットされるシステムの方がその後の人生には本当は良いのではないかと思うが・・・。


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