Webメモサービス「Quill」から「Springpad」へ

IT業界の進歩は相変わらずだ。ふと新しい技術やサービスを知った時に、私は所詮この業界の人間ではないと思い知らされる。これを仕事に復帰してからずっと感じでいる。逆を言えば私に余裕ができているのかも知れない。おそらく以前の私はまったくとは言わないがIT業界について知る意味がなかったからだと思う。

さて、今回はWebメモサービスの話だ。以前Webスクラップ（メモ）サービス再考でも掲載したが、会社でも家でもメモを共有できるサービスとして、Evernote、MyTextFile、Quillと使って来ているが、また最近Quillに不満が出てきたので、ふと調べていると、群雄割拠のクラウドメモサービス | Technolog.jp - ICTウェブマガジンと言う記事を見つけた。何とまた上記であげたように、私が知らないサービスが始まっていた。と言うことで試しに当たらしメモサービスを使ってみる事にした。

所で私がWebメモサービスに求める機能と言うか選択の条件は

1. レスポンス（どんなに高機能でもこれが悪いと使う気にならない）
2. シンプル（多機能は必要ない）

だった。従って

Evernote（多機能だがレスポンスが悪い。何でもできそうだがと言う事は何もできない可能性大）

-> MyTextFile（１ファイルのテキストファイルのみの大変シンプル、レスポンスも良い）

-> Quill（メモ帳感覚でシンプル。レスポンスも良い）

この流れできて現在は上記のQuillと（Webメモ＋ブックマーク＋写真）サービスのdiigoやGoogle ChromeのエクステンションQuickNoteも併用している。そうすると会社で色々な書類をまとめるのにブックマークをまとめてメモする形も多い事がわかった。

そうすると、Quillのテキストのみではどうしても不便に感じ始めていた。そうあと少しの機能が欲しくなった。Quillのシンプルさとクールさを失わずに、リンクテキスト（ブックマーク）と簡単な文字修飾機能が。

そして上記の私が知らない新しいサービスを知る事になった。なぜ？Quillを使い始めた時に再度調べたはずだ。そうわずか半年もしていない。しかし2010年に、今回紹介するSpringpadは既に話題になっていたはずだが・・・。と言うことで群雄割拠のクラウドメモサービス | Technolog.jp - ICTウェブマガジンを参照して、この中でまずSpringpadを試す事にした。このメモサービスも既に多くの方がネットで紹介されているので、当ブログでは紹介だけにしておく。

結論からすると、quillからの乗り換えはこれで十分そうだ。マアー機能的に言えば、上記で紹介されているCatchやSimplenoteの方が私の当初の目的にはあっているのかも知れない。しかし業界で既にメジャーとなったEvernoteの競合としても見方が多いこのSpringpadがどういう物かを知る事はこの業界の方向性を知る事になる為、あえて多機能なこのSpringpadを選んだ。

	springpadの入り口
	googleアカウントでログイン直後の画面。 SNSの機能がある為、自分のプロフィールを登録できるが、その内容も変更できる。 右のアイコン「My First Notebook」をクリックすると次画面の登録したメモやタスク一覧が表示される
	メモやタスクの一覧表示
	メモの編集画面。文字の修飾機能があり、強調、斜体、下線などの指定ができる。もちろん欲しかったリンクテキスト（ハイパーリンク：ブックマーク）も可能だし、画像の添付も可能だ。

まだ機能的な評価はできていないが、少なくとも私にはEvernoteよりこのSpringpadの方が私の感性にあっている。デザインもクールだし、機能は多機能かも知れないがシンプルだ。後はどこまで何ができるかわからないが、当分はこれで遊べそうだ。

そうMyTextFileやQuillは単純明快なWebメモサービスだ。これはこれで目的がはっきりしており、迷う事がない。しかしdiigoやTumblrで迷った様に、このSpringpadも迷いそうだ。このSpringpadは私的にはEvernoteより、diigoに非常に近い。そしてその実装されている機能も。

そう、メモ、写真、ブックマークの簡単クリッピングとそれの公開とをコントロールできるSNS機能も持っているからだ。また新たな混乱を私に与えてくれるサービスを使い始めたと言うことになりそうだ。