新聞やTVでもauがアンドロイド携帯発売を公表していたのは知ってはいたが、昨日家電量販の携帯売り場で初めてそのカタログを手に入れた。auのスマートフォーン発売キャンペーンだと思うが、コンパニオン嬢を使っての発売PRとカタログ、ポケットティッシュの配布だった。仕様を聞いてもおそらく答えられないだろうと予測はしていたが、値段を聞いて、???となった為、それ以上聞くのはあきらめた。
昨日のTVでdocomoが2年ぶりにスマートフォーンのシェアを取り返し、スマートフォーンのシェアが67%だったとの事。この辺はdocomoの気合と言うか意気込みが、凄いと思った。特に今回のスマートフォーン躍進の元となったソニーエリクソン製のエクスペリアへの力の入れ方は半端ではなく、事前の雑誌などでのPR、つまりiPhoneとの直接対決と言う形で多くのマスコミに登場する事になり、結果が早速出たと言う事になるのだろう。
アンドロイド携帯に関しては、auが明らかに出遅れた形になり、当家はauを使っている事から、さびしい思いで待っていた。そして初めてカタログでおおよそ(このカタログはほんとに概略しか掲載されていない)の仕様を知り、チョッと疑問に思った。
アップル(ソフトバンク)のiPhoneもソニーエリクソン(docomo)のエクスペリアもハードウェアキーボードがない。指先で画面をなぞる事で基本的な操作をする様になっている。そうこれが大きな違いなのだが、これが一番のポイントだと私は考えている。
iPhoneをスマートフォーンとして購入している方はいないだろうし、もちろんその意識もなかったと思う。そしてソフトバンクやアップルはiPhoneをもちろんスマートフォーンとしては売っていない。定義があいまいで且つ過去のネーミングを今更持ち出してきた日本のマスコミが勝手に名前をつけているだけだ。そうスマートフォーンの定義の一つがハードウェアキーボードとなる。つまりスマートフォーン(あくまで私の考えだが)とは
- パソコンとの親和性・連携ができる。住所録、スケジュールやメール等のデータの同期。
- パソコンと同じ様に写真、音楽やゲーム等を再生・プレイできる。
- 文字入力は、最初ソフトウェアキーボード、ジェスチャー機能のみだったが、その後ハードウェアキーボードが搭載され、むしろスマートフォーンと言えば、このハードウェアキーボードを搭載している事が大きな特徴となった。
結果的に、欧米のスマートフォーンと言えば、昔のPDA(キーボード付き)に携帯電話が内蔵された形の為、かなり大きなサイズとなっている。それでも、体格的には問題ないのだろう。日本では、このサイズを抑える為にスライド式や折りたたみ式で小型化が当たり前となったが、それは小さなキーボードと操作性の矛盾との戦いだろうと思う。
さて、この辺が、以前から専門的にiPhoneなどを取り上げてきた業界誌を除いて、大衆紙を始め大半のマスコミが、これらの携帯を一まとめにしてスマートフォーンとまとめて総称している事に問題があるのだろう。
個人的には、auの新型機種は成功して欲しいと思うが、おそらく失敗するのではないかと危惧している。最もauのアンドロイド携帯は、まさに私が欲しかった形で登場したので安くなったら、機種変更で購入したいと考えている。
私が危惧したのは、私が欲しいのは大半の方にとってメジャーではない機能だうと思うからだ。更に上記であげた様に、スマートフォーン等の定義等は一般の携帯ユーザーにとってどうでもよい事だと思う。そうiPhoneと同じ様な操作性と多くのソフトが有る事に尽きる。これが重要な意味を持つと思うが、これの結果が出るのはまだ早い為、auの動向を注目してみたい。そしてiPhoneとエクスペリアも含めて・・・。
IS01 by SHARP | IS02 by TOSHIBA | ||
OS | Android | Windows Mobile | OSはどうでもよいと言いたいが、今後を考えるとAndroidとなるだろう。つまり巨大な一社より、小さいが世界的なボランテアの力。 |
画面 | 5.0インチタッチパネル | 4.1インチ有機ELタッチパネル | どちらも画面が大きいと言う事は、サイズがでかいと言う事になる。 |
キーボード | 折りたたみキーボード | スライドキーボード | 使い易さは大きさと比例するが、これは持ち運び易さとの矛盾となる。 |
今回のauのアンドロイド携帯は、まさに携帯にPC機能を全て持たせる様な究極な商品ではないかと思う。そういう意味では、本来の究極のスマートフォーンを実現する事になるのかも知れない。しかしそれを一般の人は求めるのだろうか?その答えがでるのかも知れない。
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