昨年12月から公開されているジェームス・キャメロン監督の新作映画「アバター」が世界中でヒットしており、既に前作の「タイタニック」を興行収入で超えたとの事らしいが、この映画で話題になっているのが、そのCGやストーリー等の斬新さもさることながら、眼鏡を掛けて見る3D映画にある。
ところでこの3D(つまり立体的に見せる方法)は、古くは私が小学校の時に既に赤と青の画像と、それをセロハンの赤と青を貼っためがねで見ることで実現されていた。基本的な原理は、今でも変わっておらず、その後の処理の精細さが、より発展しただけだ。
従って私は、この手の原理の3D作品は過去全て、単なる平面的な画像でしかなかった。これは最近の3D映画や、3DのTVなど最新技術といわれる物を含めて、全く普通の画像としか見えない。
理由は、先天性と言うのだろうか(遺伝)?私の小さい頃の目の病気に起因している。小学一年の時に、右目の手術をしたが、結果は治らず、その後もこの眼の病気を引きずる事になる。俗に言う斜視(つまり両目で同時に物をみる機能が発達しなかった)であり、結果右目と左目の視力差もその後拡大し、今では完全に、右目と左目が独立している。
これが何を意味するか分かるだろうか?正常な人は両目で物を見る為に、今どっちの眼で見ているのかを全く意識しない。従って、視力検査の時などは、片側を防ぐ必要があるが、私の場合は、自分の意思で右目か、左目で見ている事になる。つまり、この両目で同時に物を見る事ができない事により、両目の視野差を使った立体画像が全く立体に眼に映らない事になる。それはそうだ。常にどちらか片方の眼でしか見ていないのだから・・・。
もっとも、この眼の病気で困った事があるかと言うと有るような、無いような何とも言えない気分となる。つまり私の眼を見て話されると、相手の方が余計に困る事に、何度も陥った事を記憶しているが、これは私にはどうしようもない。つまり片方で見ている時のもう1つの眼は、無制御状態なのだから・・・。
マアー今更、この眼の病気で嘆く程でもないし、世の中にはモット大変な事で苦労されている方がいる事を考えると、今と成っては全く心配する話でもない。これで仕事上なにか差しさわりがあるかと言うと、全くない。
もし今の医療技術であれば、この病気を小さい頃に治せたのだろうが、今と成っては過去の話でしかない。
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