またまたふと目にした本を読む事にした。私の感性に合う新しい作家を探す為だ。無尽蔵に多くの作家がいるはずなのになかなかこれが難しい。
と言う事で、その本とはあさのあつこ氏の『福音の少年』だ。あさのあつこ氏と言えば『バッテリー』だが、未だ私は原作も読んでいないし、ドラマも映画も見ていない。どんな内容かも知らない。この本が気に入ったら、読んでみようか?と思っているが……
さて、この『福音の少年』と言う作品だが、非常に不思議な作品だ。題名からしてなぜこのような題名をつけられたのか?何を書きたかったのか?残念ながら私には全く分かりませんでした。
主な登場人物は、事故で亡くなったと言うか殺された高校生の北畠藍子。その藍子と幼なじみでアパートが隣同士の柏木陽。藍子と付き合っていた永見明帆。ジャーナリストの秋庭大吾。そして謎の男。
書 籍:福音の少年 |
謎だらけのまま、最期は強制的に終了。エーこれはないだろ?なんで???なんで???全てを書くと面白くないから後は、読者が勝手に推測?してください的な作品なのだろうか?なぞの男の正体は?そしてどうなる?永見はどうなる?助かるのか?機桐は?秋庭は記事を発表できるのだろうか?
いやーそれにしては、最初から情景描写だけは非常に細かい。細かすぎる程細かい。モットシンプルで良い。サーと書けばいいのにと思いながら、でも肝心な所は良く分からない。
なぜ、北畠藍子は危険なバイトをしていたのか?藍子は本当は誰を好きだったのか?藍子が死を予測して親友に託した柏木陽への写真の意味は?なぜ藍子は死の直前、何キロもやせていたのか?
ストリーの中での登場人部の説明が、直接的に本来のストリーを構成していなくて、無駄な伏線と言うか説明が多く、逆に私が知りたいの上記の疑問への説明はされていない。これが作者特有な書き方だとすれば、この作者には合わない気がする。
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