社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

facebookとTwitter再考

2011-03-29 07:51:55 | ITについて

iPad命の先輩に、昼食時に聞いた。

「facebookを使ってますか?」と。
予想通り「使っているよ」と回答された。
「あれ、会社検索で全員見たけど、みつからなかったんですが」と。
「会社は登録していないよ」と。
「それなら、お友達は?」
「お友達は沢山いるよ、シンガポールの●●や内の▼▼も入っているよ」と。
「エー。それ仕事じゃないですか?」
「アメリカの親類ともやり取りしているよ」
「・・・」

と言う事で、なかなか先輩らしい答えを頂いた。

しかしよくよく考えると会社名は登録していなくても、お友達は会社の関係だ。もちろん、お互いに会社名をプロフィールに掲載する必要もない。お互い良く知っているからだ。しかも会話は英語だろう。こう言う使い方もあるのだと感心した。私は嫌だが、仕事を趣味みたいにできる人には便利かも知れない。そしてこれこそfacebookがビジネスにも使える一例かも知れない。

世界のSNSを次々追い抜くFacebook【ループス斉藤】に、面白い記事が掲載されていた。

FacebookがローカルSNSを逆転する時には共通の兆候(Tipping Point)があり,データから読み取れるのだと言う。

Facebook創業者ザッカーバーグ氏によると、会員のデータを見ているとどの段階でtipping pointを迎えるのかが分かるという。tipping pointというのは、天秤が傾くポイントということ。勝負の分かれ目ということだろう。そ のポイントというのが、「ローカルと外国人」の友人関係の数を「ローカルとローカル」の友人関係の数が抜くとき。どの国でもまず、外国人の友人がいる人が Facebookを使い始め、やがて自国の友人も招待し始める。そして自国の友人関係の数が、外国人との友人関係の数を上回ると、あとはその国で Facebookが一気に広がるのだという。

映画などの影響もあるだろうが、昨年からの1年で爆発的にfacebookは日本で、ユーザーを増やしている。その前は匿名のSNSでなければ普及しないと思われていたが・・・。しかし、上記の記事にもある様に、最初は外国人の友達がいる人が使い始めてと言うのは確かな気もする。そう最初に挙げた先輩は、シンガポールのお友達やそしてアメリカの親類との連絡にfacebookを選んだ。もちろんTwitterは使っていない。そして私が始めるきっかけになったにほんご教室の先生も、お友達が外国人だったからだ。そしてもちろんTwitterは使っていない。

そして、今回の大震災で、最も利用されたインターネットツールはTwitter、facebookそしてSkypeだったらしいが、もう既にfacebookも、最初は外国人のお友達からスタートしたかも知れないが、当たり前のツールとなった様だ。

昨年、インターネットが個人でもマスコミに匹敵するパワーを持つ事件(ウィキリークスや尖閣諸島での中国漁船のビデオ)が発生したが、今回の大震災では、Twitterやfacebookと言う普通のSNSを使って、草の根記者(&マスコミ)になれる事が実証された。しかもマスコミの装飾や嫌みのない真実の声を伝えられると言う事が。

ツイッター再考(『金プラ!!池上彰くんに教えたい10のニュース』から)でも疑問に思ったが、どうもfacebookもTwitterもその特徴や使い方の説明が上手くできていないのだろうと思っている。Twitterを「つぶき」等説明してあるのが問題なのだろう。「今飯を食っている。今ツイッターをしながら酒を飲んでいる」等とつぶやく事に意味があるのではない。今回の大震災で、余りの広範囲の為、知られていない避難所などで、「一個のおにぎりを4人で分けて食べています。これが一日一回です。もう食料がありません」とツイッターされたら、これはのんきなつぶやきなどではない。大震災で電気や水もなく、必死に非難されている方の叫びではないか。

いずれにしても、Twitterやfacebookは既に当たり前のツールとなったのだろう。TVも通じない。電話も通じない。携帯電話も通じない。この中で新しいツールとして十分に認知されたのだろう。

しかしどちらも仕事のツールとしては個人的には使いたくはないが・・・。そうも言っていられない時代が来るのだろう。いや既に来ているのだろう。


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