社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

恒川光太郎『金色の獣、彼方に向かう』

2016-05-14 16:07:11 | 趣味(読書)

恒川光太郎『金色機械』を読んだ。どうも色々調べてみると、氏の作品は短編が多い。短編が多い中で、『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー スタープレイヤーII』そして、『金色機械』と非常に少ない長篇を先に読んでしまったようだ。仕方がないので、短編の方に進む事にした。他に長編があれば誰か教えてほしい物だが……。

 

そしてこの『金色の獣、彼方に向かう』と言う短編集が今回の作品だ。しかも不思議な作品ばかりだ。

  • 異神千夜
  • 風天孔参り
  • 森の神、夢に帰る
  • 金色の獣、彼方に向かう

4つの短編が掲載されているが、いずれも不思議な物語だ。しかし私は恒川氏の長編が読みたい。

金色の獣、彼方に向かう

書 籍:金色の獣、彼方に向かう
著 者:恒川光太郎(つねかわこうたろう)
発行日:2011年11月20日初版
発行者:赤坂了生
発行所:株式会双葉社
定 価:本体1400円(税別)

稀代の物語作家が紡ぐ、
古より潜む
”在らざるもの”たちの
咆哮4編。
傑作ダークファンタジー

その昔、彼らは選んだ。
自由を。深山を。闇を。幽谷を。
静謐な美しい文章。
瞠目の幻視力。
物語の奔流に
呑み込まれる、
この快感。

名誉はいらぬ。富も求めぬ。
代わりに何にも属さぬ。
我らは山河をさすらい、密やかな隠棲を求める。

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