久しぶりのにほんご教室の話である。昨年に引き続き開催した今年のお花見(2009年日本語きょうしつお花見会の開催その3(私の反省))で述べた、スペイン人の旦那さんが離婚してスペインに帰る事になったらしいと大分前に聞いていたが、その後結局奥様もスペインについていくらしい。つまり旦那さんが、できたばかりの赤ちゃんを凄く可愛がっており、熱々のカップルであった事からなぜと言う疑問がおきた。※お二人にとっては余計な詮索かも知れないが・・・。
その後の状況は分からないが、2009年日本語きょうしつお花見会の開催その3(私の反省)で、たしか旦那さんが、次週から日本語の学校に行くと言われていたが、私との会話は殆ど英語に終始してしまった反省が残っている。
勝手な予測となるが、仕事をしながら日本で生活してゆく上で、この日本語の壁が余りにも彼には重かった(高かった)のではないかと思う。家族への深い愛と奥様が英語が堪能だった為、なお更奥様との会話は困らなかっただけに、逆に日本語のトンでもない難しさに、プレッシャーを感じると共にかなり悩まれたのではないかと推定する。
スペインで幸せになられる事を祈るしかない。それにしても感心するのは、日本女性の外国語取得能力の高さであるが、実際これは私が知る限り日本女性だけかと考えるとどうもそうではないようである。日本に来日されるブラジル、スペイン、ロシア、韓国、台湾、中国、インドネシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、ドイツ等多くの国の来日女性で年齢はざまざまだが、みなさんの言語取得能力(この場合はおそらく世界一難しいと思われる日本語だが・・・)には感心するばかりである。
しかし、これには実は先がある。つまり、中国人と台湾人の方は、会話(聞く、話す)から次のステップへと進む事が出来るが、これ以外の方は、これから先に進むのはかなりの尋常ではない努力が必要である。
つまり(読み、書き)へと進む段階で大半の非漢字圏の方はかなり挫折するか、最初からそこで諦めてしまうのである。これは多少は仕方がない事だろうと思う。更に日本語の場合は中国語(台湾含む)と異なり、漢字、ひらがな、カタカナ(外来語含む)を含むため、これを乗り越えるのはなかなか大変であるが、逆の場合は、かなり簡単と思われるが、実際は文法(語順が全く異なる)の為に、苦労する事になる。
さて、今度は講師の話をするが、先日奥様から聞いた話では、学習者も何人か増え、講師の方も何人か増えたらしい。その中に元小学校の教頭先生の方がいらした。これは、ちょうど良いのでは思っていたら、奥様曰くこの方がこれまた問題なのだそうだ。
1)慣れていない為、最初講師の方と一緒に学習者を教えていると、新しい学習者の方が着たので、そちらの方を教えてやって欲しいと先輩で中心的な講師の方が依頼するが、「嫌です」との事。又聞きなので真意の程や事実そうかはわからないが・・・。
2)市の日本語きょうしつの担当者の方が来て、その講師の方から話を聞いて、その元教頭先生の方に新しい方をお願いしますと言うと「ハイ」との事
3)新しい方をその元教頭先生の講師が教えていると、途中で、席を離れ、講師記録簿に記入されている。教えている時間中は、席を外さないように注意するが、私は、今日はどこまで進むかわかっていますので、問題はありませんとの事。
ウーン、これらの話を奥様から聞くが、やっぱり講師の質を高めないとダメだなと思った。基本的に公務員、特にこの元教頭先生等は最悪の例であり、上記1)2)で言えば、さすが公務員としか言い様がないし、3)は単に時間通りにサッサと帰りたいだけの事である。こんな人が教頭先生をしていた学校は不幸だったとしか言い様がない。
何れにしても、ボランティアと日本語教師の両面から考慮すると、タダでさえ難しいの更に難しい課題が待ち構えている。悪気はないが、市の職員の能天気さにもあきれる。一生懸命されていても、本質を理解できない方では、この教室の運営はなかなか難しい。
あまり関わりたくは無いが、いずれまた関わってきそうである。最も奥様がこのボランティアから手を引けば別だが、その時は、このにほんご教室の運営そのものが崩壊すると予想される。
なぜなら中心人物(というかマトモな講師)の二人は奥様が引っ張り込んだ友達であり、今でも不満だらけで、我慢してやってもらっている為、奥様が手を引いたらジ・エンドとなる。
あるいはむちゃくちゃなままで継続するかもしれないが???
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