「日経PC21」と言う雑誌を図書館から借りて読んでいたら、今更とは言いながら、MicrosoftのOffice2007の記事が目に着いた。この雑誌は良くエクセルのビジネスでの実例が多く掲載されており、割と良く読む雑誌だ。主に斜め読みするのだが、今回この斜め読みである図に目が行ったという事だ。
最近会社で、次のIT環境へステップアップする事を考えており、MicrosoftのSharepointの資料を色々調べていたら、本家本元のSharepointをPRするホワイトペーパーの中の一部にこの雑誌で使用されている同じ様なデザインが出ていたからだ。当然と言えば当然で2007から採用されているSmartArtを使用しているのから当たり前だ。しかも本家本元なのだから余りにも当然すぎる。
さてこのSmartArtだが、この雑誌でも紹介されている様に、大変綺麗だ。そして良く考えられており、これを使えば、PowerPoint等でのプレゼンが大変綺麗にできるのは間違いない。グラフィックのセンスがなければ、これを使った方が早いし、綺麗だ。以前のMicrosoftのグラフィック関連のセンスが余りにもなかったのは確かで、テンプレート等はもう少し気を利かせて欲しかったと思う。しかしこのSmartArtへの対応は大変素晴らしいと思う。
![]() | PowerPoint等のプレゼンでありそうなSmartArtのパターン。このパターンは大変多く使えそうであり、この図から連想される物も多いが、この図が多く使われると余りインパクトはなくなる。色や文字書体、影ありなし等部分的に変更しても・・・。 |
さて、大半は良いのだが、余りにも綺麗な為とその数は一見多そうに見えるが、決められたパターンからの部分的応用に過ぎない為、多様されるとあるいは多用すると、どうしても画一的になったしまうと言う事だ。従って、オフィス2007やオフィス2010が巷にあふれ、このSmartArtを使ったプレゼンが広まれば、同じ様なデザインのプレゼンが多くなり、インパクトを失うと言う事だ。ビジネスで言えば、やはりシンプルな方がかえってインパクトがあるのかも知れない。鮮やかで綺麗なのはもちろんインパクトはあるが、その分多用されると、あきると言うか慣れてしまいやすい。沢山の種類があるSmartArtで米国のMicrosoftの方と日経の雑誌記者が取り上げたSmartArtが同じだったと言う事は数少ない偶然かも知れないが、逆を言えば、選びやすい必然があるのかも知れない。
それは、このSmartArtを使いたくなるパターンがあまりにも多そうで、上記で言う必然さが表れていると思う。
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