社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

社会福祉法人の特別養護老人ホームの慰問

2010-12-28 07:01:28 | 日記

先週の祝日に、特別養護老人ホームに行った(雲の合間から降り注ぐ太陽の光を見た)。これが今年最後の奥様のイベントとなった。もともと奥様は関係はなかったのだが、いつの間にか参加する事になっていたらしい。奥様が参加しているコーラスグループの先生が、個人的に教えているコーラスやピアノの生徒さんの発表の場と慰問を兼ねたイベントだった。実はこの天皇誕生日は当社では休みでは無かった。私は出勤する事にしていたが、仕事の関係で親会社が休みの為意味がないと判断して前日有休を使って休む事にした。そして当日に、このイベントを奥様から知らされ、それなら、撮影班として参加しても良い事にした。要は奥様と奥様の友人を車で送り迎えするのが主たる目的だったが。

DSC00190 DSC00240 左:奥様の先生の生徒さんの発表

右:施設のスタッフ発表
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詳細は割愛。常識的にこの手の写真撮影はできないが・・・。従って、私も割愛させて貰った。

通常この手の公的な施設を見る機会は殆どない。そして見る事も難しい。そう言う意味でも、今回は貴重な体験となった。そして現実を知る事となる。

  1. 介護と言う業界で、若い方々が一生懸命明るく楽しく働いている現場を見る事ができた。
    今回は、私の率直な感想として、多少安心した。そう若いスタッフ(ヘルパー?)の方が大変明るく仕事されていた。当初かなり暗いイメージを持っていたが、今回訪れた特別養護老人ホームは、相当レベルが高いと思う。だから明るく楽しく、実際は大変だがそれでもお年寄りを上手くヘルプされていた。
    こう言う所で若い方の明るさを見ると本当に、癒される気がする。
  2. 一方でこの施設に入る為に待っている方が200人以上もいる
    この施設の評価となるのだろうが、同じ様な水準の施設を用意するとなると大変なお金とノウハウが必要となると言う事だろう。それは、国や地方自治体の責任と義務となるが、最後は金と運としか言いようがない。
    そう、公的な機関でできる施設には限りがあり、それを利用する為には、順番しかない。しかしそれを買えるのは金だ。
  3. そして、音楽との接点。芸術で収入を上げるのは難しい。
    音楽を業として収入を得る事はなかなか難しい。余程著名でない限り、コンサート等で稼ぐ事は出来ない。従って、音楽を教えるつまり生徒を募集して教える事で収入を得る事の繰り返しが続く事となる。
  4. 勉学であろうが趣味であろうが習い事には、目標が必要だがそれにはお金が必要だ。
    習い事の常となるのは、その結果を出す場が必要となる。そうモチベーションの為にもこれは重要だ。しかしこれを実行するのはお金がいる。楽器等を習ったが、それを披露する場がいると言う事だ。
    これは意外に知られていないが、大変なお金が必要となる。それにお金を出すか?そう実際は出していると言う事になるが・・・。
  5. 施設では、いろんなイベントが必要だ。そう習い事の発表の場としてのイベントであっても
    今回は、特別養護老人ホームのイベントの一つとして、奥様の先生の生徒さんの学習の発表の場がうまく機能したと言う事になる。なかなか上手いコラボレーションだったと思う。
    しかし、これは間違えると奥様の先生の生徒さんの自己満足になる可能性があるが、これは先生が、ホームの方を楽しませる音楽療法の専門家だった為、これはないだろうと思う。原点は、聞く人を楽しませる事。そして自ら楽しむ事。私はこの先生の方針には賛成だ。

と言う事で、実は上記の1.が一番心に残った事だ。介護の現場で働く若者を見る事ができたのはある意味幸運だったと思う。彼らに期待したいと思う。


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