久しぶりの神永学氏の作品だ。最近ご無沙汰していたが、最新作?かどうかは別にして今年の作品だ。神山 学『心霊探偵 八雲 赤い瞳は知っている』以来となるが、氏の得意な心霊物だ。
最初の数頁ぐらいで、簡単に興味がわき、後はほぼ一気読み。つまり次はどうなるのだろうか?どうなる????と相変わらず読みやすい。ハードカバーの本を持つと少し、気合が入るが、氏の作品は、まるで文庫本ぐらいに、気楽に短時間で読めてしまう。実際に通勤時間で読めてしまった。
後は、通勤時間用の本として、文庫本の形であればありがたいが・・・。
この作品は完全に読み切りだ。今の所はシリーズ物にはならない(はずだ)。しかしひょっとして・・・。神永 学『山猫』を読んだ時には、これはまず間違いなくシリーズになるだろうと感じたが・・・。
ペンションオーナの森川は浜辺で倒れていた男を拾った。その男は才谷と言う前世の記録を見せる能力を持っていた。そして引かれるように浜辺のペンションに集まる因縁の人々・・・。全てが明らかになり、解決(?)した時、森川達は、才谷梅太郎と言う名前が坂本龍馬の偽名だったと気づく。彼は坂本龍馬だったのだろうか?それとも・・・。
書籍名:イノセントブルー 記憶の旅人 (きおくのたびびと) 著 者 :神永 学(かみなが・まなぶ) 発行日:2013年1月30日初版発行 発行所:株式会社集英社 頁 数:縦一段組みの330頁 定 価 :1300円+税 |
見せてあげますよ。 |
ペンションオーナーの森川は、 |
新感覚のハイスピードミステリー
見えないものが見えるほど
恐ろしいことはない・・・。
死者の魂を見ることのできる男、斎藤八雲。
彼の赤い瞳が、次々に起こる殺人事件に挑む。
ファイルI 開かずの間
ファイルII トンネルの闇
ファイルIII 死者からの伝言
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます