2011年に入り、家電エコポイントも更に貰える機種が少なく、且つポイントも減った事が、どう影響しているだろうか?家電量販店の初売りのチラシから、液晶TVの販売戦略を見てみた。
結論から言うと、家電量販店の方で、更に激安となる限定販売戦略を取って来た事になる。ほぼエコポイントに近い値引きと言う事になる。もちろん現金や家電量販店独自のポイントを使って。昨年11月の駆け込み需要の反動は大きいと思うが、これでまた多少なり売れれば良いと思うが・・・。
しかし限定台数ながら、日本の家電大手メーカーの32インチ液晶TVが4万円を切って手に入るのであれば、既にお得な価格ではないかと思う。これ以上の価格ダウンはおそらくないと思うが?しかしこれではもう普及帯の液晶TVの値段としてはブラウン管時代の最安価格と同じになっていると考える。28インチTV(ワイドではない)で最後のたたき売り価格は29,800円だった。そうシャープのTVだったが。つまりこれが底。
そうこの価格帯ではメーカーは普通は利益を上げるのがシンドイ所まで来た気がする。
最も当家のTVは同じブラウン管ながらハイビジョンの地デジチューナーBS・CSチューナー付きだった為、20万円近くしたが・・・。今となってはこれも最後の高級品だったのだろう。従って当家は未だにブラウン管式だ。
買い替えリサイクルの政府エコポイントは機種が大型に偏っており、もうこの政府のエコポイントではあまり効果は無いだろう。そして大型の40インチ以上のクラスもほぼ底になっていると考える。10万円以上の高機能・高額機種があるが、どれだけ需要を喚起できるだろうか?この数年の余りにも急激な価格ダウンは、メーカーにとってはひょっとして、自分らの首を絞めたような気もする。
地上波アナログ放送が今年終了するという脅迫概念がもたらす物は、いったいなんだろう。まだ使えるTVを強制的に地デジに移行させて政府と家電業界は、これもまた環境にまったくやさしくない事をしているのではないだろうか?劇的な価格破壊がもたらす物はひょっとしたら、日本の家電メーカーが新興国にも韓国や中国のメーカーと戦っていける道を開いたのだろうか?
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ジョーシン 元旦から4日まで連続で、しかも2回のチラシが入っていた。シャープの32インチ液晶TV(LC-32E7-B)が39,500円。ついに4万円以下の価格となっている。東芝の32インチ液晶TV(REGZA 32A1)が38,700円だった。 更にジョーシンポイントを40インチ以上の指定機種で13,000円以上~20,000つけていた。 |
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ヤマダ ジョーシンと同じ様に普及機種となるシャープの32インチ液晶TV(LC32E7B)が39,800円。しかも2日だけではなく、3日も東芝の32インチ液晶TV(REGZA A021)が39,800円だった。 |
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ミドリ 元旦に、シャープの20インチ液晶TV(AQUOS LC20E7B)が29,800円。2日に東芝の40インチ液晶TV(REGZA 40A1)が69,800円で販売。もちろん台数限定の持ち帰り特価。 |
通販のジャパネットたかたは、チョット異なる戦略の様だ。国内大手家電メーカーではなく、マイナーではあるが、高級機を安くと言う戦略の様だ。同じ32インチ液晶TVでもLED液晶ピクセラを39,800円で販売していた。
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