今現在動作しているパソコンOS上で、別のOS異なるOSのバージョンをテストしたい場合、OSのデアルブートやCD-ROM&USBブート等でその動作環境を作って試す事が多かった。今でもこれで試している方は多いと思う。それぞれ一長一短がある為、使い分ける事になるのだろう。個人的には、USBメモリーを使ったUSBメモリーからのブートで実行できる形が一番望ましいと思っているが、それはターゲットのPCや起動するOS等によって、対応がさまざまなので、一概にこれとは言えない。そして、それを使い分けるには、それなりの知識と経験が必要なのも確かだ。そしてそれを試したい人達と言うのも、また特殊な方々かも知れない。そうある意味おたくの世界かその分野の技術者等に限られる事になるのだろう。それを知って使っていた私も、マニアックな方だろう。
さて、上記のどの方法でもない形で、現在稼働しているPCのOS上で別のOSを動かす技術・ソフトウェアとして仮想化ソフトウェアと言う物がある。しかもこれが無料で配布されている事は知ってはいたがd、それがどんな物で、どのくらいのパフォーマンスが得られるのか?実際に試す事はなかった。試す必要も余りないと思っていた。自分の仕事がら、長らくIT分野から離れていたからだが。単にここ2005年ぐらいから仮想化ソフトと言うのが流行っていそうなぐらいの雰囲気を感じていただけで、余り関係ないし、使う事もないだろうと・・・。
Windows7が登場する時に、Windows Vistaの互換性のなさから普及する事がなかった反省を踏まえ、互換性を保証する手段として、企業向けつまりWindows 7 professtinal以上にはWindows Xpの互換モードと言うのが搭載された。そしてこの互換モードを実現したのが、MicrosoftのVirtual PCだ。最もホストOSがWindows7でゲストOSがWindows Xpと言う限定の仮想化ソフトだったが。もちろんOSを限定している為、逆に言えば互換性は高いと思うが。
このWindows7の登場で結果このVirtual PCが使われているかどうかは知らない。私個人では、何でこんな訳もわからないソフトの上で動作させなければならないのだろうか?とおそらく使われないだろうと思っている。
しかし、最近調べているWebアプリ開発を考えた場合や特別な事情でこの仮想化ソフトウェアが必要となる場面がある事がわかった。
当家では年賀状ソフトやポスター制作に「筆自慢11」や「MS Publisher2000」を使っていた。当然新しいバージョンに更新すればよかったのだが、その後していない。そしてWindows MeやWindows Xpが動く環境なら何とかなったが、Windows7 Home Editonに移行したら動作アウトとなった。
会社では今だWindows Xp professtinalが標準だ。従ってWindows7やLinuxのOSを試す事はなかなか難しい。上記で紹介したデアルブートを会社のPCでトライするのはなかなかリスクがつきまとう。
と言う事で考えると、この仮想化ソフトウェアと言うのは、リスクを最小限に留めて色々試せると言う意味では、相当な価値がありそうだ。と言う事でそのデメリットは予測しながら一回環境を構築して使ってみる事にした。
参考にしたのは、「VMware Playerを使う(前) - @IT」の記事だ。ここでWMware Playerを理解し、そしてダウンロードの仕方とこのソフトのインストールの方法を勉強した。このサイトが大変わかり易くVMwareと実際のインストールも含めて具体的に説明されている。しかし仮想マシン環境でインストールするOSがWindowsだった為、今回のターゲットOS(ゲストOS)Ubuntuでは、最新版のインストールについて説明している「狸おやじのLinux備忘録: Ubuntu 11.10をインストールする on VMWare Player 4.Xを参考にさせてもらった。がこれが簡単ではなかった。
そうVMware Playerで仮想マシン環境を新規に構築する時に、仮に構築して、OSつまりUbuntuは後でインストールするに設定して完了した。その後Ubuntuをインストールする為の最初がわからない。「狸おやじのLinux備忘録: Ubuntu 11.10をインストールする on VMWare Player 4.X」の1.VMの作成は終わったが、その2.インストールの(1) UbuntuのインストールCDのisoイメージを指定し、仮想マシンを起動。[Ubuntuをインストール]を選択し、ENTERキーを押下。と簡単に掲載されている方法がわからない。
色々探していたら「VMware PlayerにUbuntu11.04をインストール - アーユーレディ?」と言う記事を見つけた。
そして「ハードウェアをカスタマイズ」をクリックして、新規CD/DVD(IDE)を選択してから、接続のところで「ISOイメージファイルを使用する」にチェック、ISOファイルを指定する事で、上記の「狸おやじのLinux備忘録: Ubuntu 11.10をインストールする on VMWare Player 4.X」を無事クリアーする事が出来た。
不満を言うつもりはない。ボランティア的にご自分のホームページに貴重な操作方法が掲載されており、今回も助かった。おそらく多くの皆様の知識がネットに集約されているのだろう。私にとっては、かなり苦労したがそれでも半日もかけてはいないので、楽な方だろう。上記の流れで一回私なりの環境構築マニュアルを書きたいが、おそらくできないだろう。上記のリンクからポイントと操作の流れをつかむしかない。
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Windows7上でVMwareを使ってUbuntu11.10を動かして、その中でFireFoxで当ブログをブラウズして見た。 |
さて、無事VMwareをインストールして、且つubuntu11.10の仮想マシン環境を構築できた。そして実際に動かしてみた。少しトロイ所はあるが、十分なレスポンスで操作できる事がわかった。ハードウェアデバイスも自動で検知して、且つ無線LANの環境が一発で設定されていたのはある意味驚きだ。これはubuntu11.10のインストーラーが凄いのかも知れないが、VMware Playerからubuntu11.10をインストールしただけで、何の設定もしていない。
と言う事で、少しこの環境で遊んでみる事にする。なぜubuntu11.10をインストールする必要があったのか?についてはその内に掲載する予定だ。
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