中華Android端末(EKEN M002)を手に入れたが、その後何も掲載していない。が別に使っていない訳でもない。ほぼ同時の入手となったauのAndroid携帯電話IS01と並行使用を続けていた為、どちらもまだいい加減な使い方しかしていない。要はまだどちらも使い倒していない。従ってまだ何とも言えないと言うのが本当の所だ。
もう少し使いこなしてから使用記を上げたかったが、いつまで時間を取っても、大した違いはない。従ってEKEN M002の最初の使用記を上げておく事にした。auのIS01に関してはまた別途掲載したい。
このEKEN M002の操作に関しては、まともな取り説等ある訳でもない為、取り説等の問題を言っても始まらない。これはiPod Touchでも同じだ。iPod TouchならびにAppleのこの手の製品にはマニュアルすら添付されていなのだから、EKENのM002に英語&中国語の取説がついているだけましだ。但し、Apple製品は書店で多くのガイドブックが販売されており、これが最大の強みだ。
今回初めて、中華Android端末を使用して感じた事、これがEKEN M002の評価を遅らしている原因なのだが・・・。
- 私のAndroid端末への具体的知識がなかった事
- 中華Android端末の製品品質が余りにも悪い事
以上から、このM002が故障なのか、それとも使い勝手がこんなに悪いのも仕方がないのか?他に何か方法がないのか?等と考えて解決策を考えていると幾らでも時間がかかってしまったと言う事になるのだが・・・。
さて、EKEN M002を使い始めてほぼ1週間になる。ほぼこの端末が何に使えるか見えてきた。後はその為に何が必要か?これのチェックがこの端末では検証する必要がある。しかしおそらく早ければ3か月~6カ月で、私が望む端末が姿を現しそうだ。1年まで待つ必要もない事がこの中華Android端末を実際に購入して、使う事で予測できた。
今年の5月の連休にマウスコンピュータのネット端末Lyumo book DB-366wを12,800円で購入したが、この時の端末の値段より今回のこの中華Android端末の値段は衝撃的だ。あまりにすさまじい価格破壊は、一昨年のネットブックから始まり、今年のiPadが更に激震となり、この市場に中国Android製品が投入された事で、これが新たな脅威と新市場を創造させて、低価格PCであるネットブックとスレート型PC(iPad等のPC)の新たな融合(実際はネットブックの市場はなくなる)を生むだろう。
この熾烈な競争に、日本のメーカが参加して欲しいものだが、おそらく先行するのはネットブックに危機感を募らせる台湾メーカとなるだろう。もっともこれはハードの話であり、OSはと言うとこれも、Apple、googleとMicroSoftの3つどもえの戦いとなるだろう。
と言う事で個人的には大変楽しみな分野となりそうだ。この新たな熾烈な市場を、仕事人生では先が見えた私が、冷静な目でどうなるか予測するのは楽しみだ。
さて、前置きがだいぶ長くなったが、EKEN M002の評価に入ろう。
前回EKEN M002のネット上で既に上がっていた問題点、1)レスポンスが悪い。2)タッチパネルの反応が鈍い。3)電源の持ちが悪い。4)熱くなるだったが、まさにこの通りと言うしかない。
しかしこの1)と2)は多分にアナログ的な要素(表現が悪いが、抽象的とも言う)があるが、これがおそらく評価する中で一番の大きな要素となる事は間違いない。しかもこの評価がまた難しい事を今回は特に思い知らされた。
この最大理由が、iPadやiPhone(iPod Touch)と言う業界スタンダード商品が先にあるからだ。どうしてもこの商品との比較とならざるを得ない。が、しかし敢えて使ってみた感想で言うと
- インターネットブラウザー端末として使える? -> 使える
この使えると言う感覚は上記の1)と2)によるが、これも、タッチパネルのキャリブレーションとこのタッチパネルへの慣れでかなり改善される。別にカスタムファームウェアを導入しなくとも。私が使った感じでは、WiFiの無線LANでのネットブラウジングはこの端末で十分だと感じた。このネットブラウジングだが、高速にネットを見て回る場合には、もちろん遅いのは確かだが、私が良く使用するじぶん銀行等で為替等を確かめるのには、画面を読みながら操作する為、高速な操作と反応がそれほど必要ではないと言うのがあるが・・・。もちろんプレゼン等でのデモなどではこの様な安い端末である必要はないだろう。
また、メモリーの少ないVistaやXp PC(第2世代iPod Touchも同じだが)では、ブラウジングしている途中で、画面のスクロール等が突然止まる事が多発する為、かえってこれより、ストレスと言う点ではこのEKEN M002の常に一定のレスポンス(表示スピード)と言うのも悪くない。
同様に、タッチパネルの操作だが、iPadの軽く触る操作とM002のこする様にゆっくり触る操作の違いはあるが、これはこれで別にかまわないのではないかと思う。別に全ての操作が軽く液晶をはじくように操作できなくとも良いと思う。
他のブラウザーでレスポンスが早くなる可能性がある為、別のブラウザーも試してみたい。 - 音楽プレーヤーとして使える? -> 使えない
最も基本とは思うが、ソフトかハードかの検証が必要。曲を再生する間(曲間)にかなり大きいジージージーと言うノイズが発生する。これは再生プレーヤーのせいかハードか不明。他のプレーヤーを試す必要があるが、ネットでも同様な情報がある為、これは欠陥かも知れない。他のプレーヤーでまともなら、それはそれで標準ではまともなソフトを入れろと言いたいが・・・。
また、標準のプレーヤーでは、どうもMP3のタグ情報がないと、プレイリストに表示されない。従って今の所、既存のMP3ファイルをどれでも自由に再生できる訳ではなさそうだ。
当初の予想では、この音楽プレーヤーぐらいはまともに動いて欲しいと思ったが、標準プレーヤーでは、今の所まともに音楽プレーヤーとも使えない結論だ。 - フォトフレームとしては、使える? -> 使えない
画素数が大きい写真データは、表示に時間がかかるのは仕方がないとしても、表示その物が汚い。これは表示方法に問題がありそうだが、これもただ単にPCから移しただけなので、別の原因があるとは思うが、これも標準ソフトで処理できなければ、意味がない。
この写真は、音楽と同様に、期待を裏切られたソースだが、あくまで標準の設定とプレーヤーでは再生しても意味がないと言う事を言っているのであって、おそらく、ハードからすると、再生には十分可能性があると思っているが・・・。
と言う事で、最も基本的と思われる機能を使ってみた感想だ。これ以外のネット上の動画やローカルでの動画再生については別途掲載したい。またメールに関しては、特に検証する必要もないだろう。残りはSkypeだと思うが、私自身がこれを今の所使っていない為、必要性を感じないので、検証はしない。
と言う事で、上記の2.3.は残念ではあるが、その必要性はない。1が重要だからだ。この1に関しては、今の所その液晶サイズが最も意味を持つと感じている。
中華Androidの大半がなぜ7インチなのか?この疑問と言うか必然性があるのか?iPadより安くする為のサイズ?電子ブックリーダーからのサイズ?
実はこの7インチサイズが非常に意味を持つ様な気がしている。以前この7インチサイズに対してかなり否定的な意見を掲載したが、今このM002を使ってみるとこの7インチと言うサイズが大変使いやすいと言う結論になりつつある。
- iPod Touch:3.5インチワイド液晶
やはり、小さい。下記2と3がなければ、その操作性では圧倒するが、大きさにはかなわない。小さい場合には逆に高速レスポンスが必要なのかも知れない。最もこれは、家の中の使用を考えれば当たり前だろう。 - au IS01:5インチワイド液晶
小さいが、高レスポンスと、高解像度で、快適。しかしこのサイズは微妙。もう少し検証する必要あり。要は家の中?外?によると思うが、 - EKEN M002:7インチワイド液晶
当然だが、このサイズは大変使いやすい。ブラウザーとしては、横置きでは大半のWebが表示可能な為、横での使用が大半と思う。机の周りやキッチンテーブルの周辺を考慮するとiPadの9.7 インチ液晶より、この7インチは案外使いやすいのはないかと思う。
このサイズと比例して重さも重要だが、何人かのiPad所有者へのヒアリングからするとやはり、手に持って本を読むのはしんどいとの事だった。
7インチ端末前後が、電子ブックリーダの標準と言うのもこの重さにも関係しているのかも知れない。
5インチと7インチの使い勝手によるが、今の所、auのIS01の高レスポンス、高解像度5インチ液晶より低レスポンスの7インチ液晶を多く使っている。やはり大きい事≒画面が見やすいと言う事らしい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます