5月2日の朝日新聞に本記事が掲載されていた。「障害者月給3割減。日雇い10時間で1800円」。未曾有の不況が、空き缶回収で生計を立てる障害者や日雇い労働者らの暮らしに暗い影を落としている。製造業の減産などで、リサイクルに回るアルミ缶の買い取り価格が大きく落ち込んでいるためだ。貴重な収入が大きく目減りした障害者からは、「生活ができない」という嘆きが聞こえてくる。
記事で扱っていたのは、障害者作業所の主な事業がアルミ缶の回収との事。その施設の売上げ約500万円の半分を占めてきたが、今年は大きく落ち込んでいるとの事。例年買い取り価格はキロ120円以上で安定し、昨年6月~8月には195円にまで上昇したが、秋以降下がり続け、今年に入り40円~60円程度で低迷している。との事。
アルミ缶リサイタル協会(東京)によると、07年のリサイクル率は92.7%の過去最高を記録したが、回収に取り組む作業所や学校が多くなり、自治体による回収を上回るようになっており、昨秋以降再生工場がなかなか買ってくれないと言う様な状況となっている。
つまり、アルミと言う非常に高価な日本には無い非鉄金属の花形でもあった物が、昨秋以降、価格が下落して、障害者や日雇い労働者等の職を更に苦しめていると言う事になる。
最も、私の会社では、製品に使用されるアルミが下がっているかと言うと、その恩恵はなぜか受けてはいない。円高とこのような状況を考えると、当社の購買は何をしているのかといいたくなるが・・・。最もリスクヘッジを避ける為に、先物取引で、1年先まで調達を手配していたと言う事になると予測されるが・・・。
ここら辺がビジネスでの最も難しい所だと思う。博打をやるわけではないので、貴金属等の価格は安定して貰いたい物である。
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