消費者金融大手4社の09年3月期連結決算が出揃った。結果は、武富士とプロミスが赤字に転落し、アコム、アイフルも大幅減益となった。これの意味する所は、過払い利息の返還請求、規制強化(グレーゾーン金利の上限を規定)、つまり市場というか暴利を享受してきた反動 -> 市場の縮小と金融危機げ原因と考えられるが、そもそも金貸し業でなぜ赤が出るのか?銀行が金を貸し渋っている為、消費者金融に流れそうな物であるが、そうはなっていないのか?
某インターネットや携帯電話などのキャリアが、0円(最初の3ヶ月は無料等)と同じように、一週間金利無料等の手法をとり始めたから、利益を圧迫したのか?営業収益を見る限り、アイフルと武富士は明らかに、収益が悪化しているし、営業貸付残高も大幅に減少している。つまり、借りる人が減っている事になる為、貸付金利が下がっただけが原因でない事は確かであり、特にこの2社はこの営業貸付金残高と営業収益の減少が比例している事から、明らかに消費者に敬遠されたと推定できる。プロミスが営業収益が前年比▼0.8%なのに純損益が▼1,251億円もの赤なのは別の理由がありそうだ。つまり過払い金返還を求める利用者が激増した事が最大の理由と考えられるが、それだけ昔に暴利を得ていた事の反動なのだろう???
さて、定期の金利に比べて一般消費者も余りにも金利が高い事にやっと気づいて、消費者金融を使わなくなったのか?何れにしても、グレーゾーン金利の上限を規定(下げた)しても、余りにも金利が高い為、いずれはこの消費者金融と言う商売そのものがなくなると私は思うのだが・・・。
営業収益 | 純損益 | 営業貸付金残高 | |
プロミス |
3.879 |
▼1,251 |
15,394 |
アコム |
3.243 |
136 |
13,161 |
アイフル |
3.122 |
42 |
13,341 |
武富士 |
1,863 |
▼2,561 |
8,615 |
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