本社サーバーで利用していた業務システムをゴールデンウィーク前に新サーバーへ移行するのを失敗(共有フォルダーの謎)した。この原因と言うか対策に時間を要した事で、どのタイミングで次はこれを実施するかその判断に迷っていた。この間に実稼動した時のデータのバックアップの稼動環境まで構築・テストを完了してそのタイミングが来るのを待っていた。
既に稼動し運用しているシステムの移行は、そのタイミングが非常に難しい。しかも最新のデータを、ネットワークコピーするのに、1.5時間ぐらいかかる。その後に各使っている方のクライアントPCの設定を行なわなければならない。この間使っている人の作業を全て止めてしまう事になる。
このチャンスが先週末に突然訪れた。メインに使っている私の部下2人が偶然午前中休みとなった。これはチャンスと判断し、他部門と東京に電話をかけ、使用している担当者に緊急に、作業を中止して貰って作業を開始した。午前中に何とか移行が成功すればと思いながら焦って、作業し、クライアントPCの設定を片っ端から設定して回った。
移行が成功しているのを確認する為に、システムを稼動し使って貰うと、データベースの読み込みは出来るが、エラーが発生して書き込みは失敗した。またあわてて、サーバーのそのデータベースのアクセス許可だけでなく、セキュリティを確認し、指定のユーザには、フルアクセスできるように変更して何とかこの書き込みも成功した。結果午前中ギリギリで全部終了し、移行を完了し、ホッとした。
その後の様子を今週も確認したが、皆さん、かなり満足のようだ。本社サーバーのCPUパワーが今となっては遅かった事、その他システム環境の劣化(ディフラグもできない状況だった)とネットワークの遅さから開放され、新サーバーのパワーと同じサブネットで繋がっている為、そのレスポンスは、体感できるぐらい改善された。おそらく以前使っていたシステムのレスポンスからすると、今では5倍?(大げさだが、実際はもっとかも知れない)以上、早くなっているだろう。
と言う事で、これなら、もっと早くやって欲しかったと皆さんから言われたが、こちらも暇だった訳ではない。とりあえず大満足の内に移行が成功した。これで次のステップに進もうと考えている。
ちなみに、上記で上げたデータのバックアップには、フリーソフトのBunbackupを使った。これも本社のIT担当者の推奨ソフトだったからだ。要は自分で操作方法等を調べる時間もなかった為、彼に聞けるのを最初から当てにしていた訳だ。BunBackupの設定はWebにも簡単に書かれているが、細かな設定をこの彼が、ムービーで事前に送ってくれていた事の大きかった。次の色々なシステムを動かす予定だが、これでデータのバックアップに関しても、検証する事ができた。
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