社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

Panasonic LUMIX FZ18の性能(コンサートホールでの撮影)

2010-05-18 07:32:13 | 会社の仕事

私が多く撮影する写真の中で、難しいのがコンサートホールや体育館での撮影だ。これらは今時のデジカメで殆どの機種に搭載されている光学式手振れ補正では、演奏者やスポーツしている人達の動きを捉える事ができない。当然だ。手振れ補正は、その名前が示すように、自分がシャッターを押す時などの手振れを防ぐ為の機能であり、被写体ブレを防ぐ為の物ではない。もちろん外付けの大光量ストロボを使って撮影すれば、その動きを捉える事はできるが、これは一眼レフの場合であり、一眼レフではそもそも高感度撮影が可能な為、コンサートホールや体育館ぐらいの明るさがあれば、かなりまともな撮影が可能だ。

一般的なコンパクトデジカメを使って撮影しようとすると、高感度撮影が可能なデジカメが必要となり、私が知る限り、これは今まではFUJIFILMのFINEPIXシリーズしかなかった。もちろん被写体が動かないのではあれば、今時のコンパクトデジカメでは夜景撮影等が簡単に撮影できる機種が増えているが・・・。特に最近は高倍率機が増え、コンパクトデジカメでも5倍~10倍、コンパクトな高倍率ズーム機では、18倍以上のズームが可能となっており、高倍率であるが故に、この室内での被写体ブレを、内蔵ストロボを使わないで撮影するのは現実的には難しい。もちろん高感度撮影モード(があれば)でISOの感度を上げて撮影すればよいが、感度を上げる程ノイズが多く発生する為、綺麗な写真とはならない。これらの悪条件の中で、気軽に室内撮影で威力を発揮したのが、何回も紹介してきたFUJIFILMのFINEPIX F30やFINEPIX S6000fdだ。

今年も先日の休み5月15日(土)~16日(日)に公民館フェスティバルが開催された。このフェスティバルは毎年恒例となった当市にほんごきょうしつの「外国人の主張」と奥様のコーラスグループの発表がある。私も「さくら」と「行事記録」の撮影の為、市民総合センターに行った。もちろん上記で掲載したデジカメの経験から、SONYのα200+TAMRONのズームレンズ(28ミリ~300ミリ)、FIJIFILMのFINEPIX S6000fdとおまけにFUJIのFINEPIX F200EXRを持っていく予定にしていた。CANONのEOS Kiss Fは高倍率レンズを持っていないので今回は止めた。PanasonicのFZ50も室内での被写体ブレには弱いので却下とした。

さて、今回はこれらに加えて、PanasoniのFZ18(大阪天満宮梅の花とめじろ)も持参する事にした。実は一週間前に、ほんごきょうしつのリハーサルが実際のコンサートホールで行なわれた時に、このデジカメとFUJIFUILMのF200EXRを持参して練習風景を撮影した。結果は、FUJIのF200EXRの10倍ズームと高感度撮影は思った以上の成果を発揮したのに対し、PanasonicのF18は上記のPanasonicのFZ50と同様な結果、つまり被写体ブレを抑える事が出来ず、諦めていた。

ところが、先日Panasonicのカタログを見ていたらふと気になる機能を発見し、自宅で試してみた。要はこのFZ18は通常iAモード(フルオート:デジカメが最適な設定を行う)で撮影しているが、これをP(プログラム)モードにして、メニューからISOをマニュアルで指定して撮影してみた。結果は予想通りとなった。更にこのISOの値を個別で設定するのではなく、インテリジェントISOモードを有効にしてMAX ISO1600で撮影した。結果は私の予想を裏切るぐらい簡単に高感度の撮影を行なう事ができた。これで私が推定したのは、インテリジェントオート(iA)モードでは、被写体ブレまでは防げないが、このPモードであれば、かなり被写体ブレを抑えるのではないかと・・・。
※このインテリジェントISOモードはMAX ISOを400、800と1600で選択可能。1600の場合は最悪かなりのノイズが発生するのは言うまでもないが。

このPanasonic FZ18の撮影結果は、予想通りとなった。同じシーンを何枚か撮影したが、その時のスポットライトなどにより撮影感度は変わり、ISOの感度が低く設定され、かつ高速でシャッターが切れていれば、かなり綺麗にしかも、高倍率で撮影できる事がわかった。これはPanasonic FZ50と言う高級機でも実現されていなかった機能だが、これでこのFZ18はFZ50の機能を完全に凌駕している事になる。FZ50より軽く、小さく、高倍率で広角(28ミリ)をもっている。唯一FZ50の優位性はバリアングルモニターと回転リングによるズームだろう。もちろんレンズの性能も上だろうが・・・。バリアングルモニターはなくともFZ18は固定式だがライブビューは可能であり、ズームリングの操作性はもちろん抜群であるのは確かだが・・・。このFZ18はSP-550uzと同時にFZ50も置き換え可能となりそうだ。

最もこのFZ18もPanasonicの製品としては例外ではなく、電池の持ちが悪い。この日一日で、電池のフルマークから一つレベルが減った。電池の消耗が余りにも激しい。マアー交換用の電池を用意すればよいが・・・。


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