社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

グループウェアの導入に目処がたった(JDK+tomcatの環境構築)

2010-06-02 07:47:27 | ITについて

コンピュータシステムの文字コードの複雑さにより、事前に予定していたグループウェア(オープンソースのグループウェア)とCMS(Contents Management System:LightNEasy(http://www.project-light.net/index.php))の導入を諦めた。この導入の為にそれ程時間を掛けたくなかった為だが、技術的な興味もそれ程なかった事が大きい。

新サーバーにWAMP(Windows+Apache+MySQL+PHP)の環境を構築したが、親会社の工場で既に稼働中の簡易版ドキュメント管理システムを当社用にカスタマイズして稼動させる事を優先した為に、これらの予定が狂った事は、少なからず、私が思っていたより、サーバーの環境構築は、かなりのノウハウが必要となる事を痛感させた。

lgroupware

グループウェアの選択に関しては、今の会社の方が使える事を前提にできるだけシンプルな物を導入したかった。それがl-groupware(オープンソースのグループウェア)だったのだが・・・。CMSに関しては、以前WordPressを動かした経験があるので、先にグループウェアの導入にトライアルする事にした。

再度グループウェアの情報をネットで検索するが、以前調べた時から余り世の中が進歩していない。つまり以前候補に挙げた以外のソフトがなかった。

結局以前調べた中で、操作性も良く、機能も豊富なGroupSession2と言うフリーのソフトを導入する事にした。

groupsession2

このソフトは、実は最初から出来れば導入したいと考えていたが、最初の選択から外した。大変多機能で操作性もよく実績もあったのだが、その動作環境に課題があった。このソフトがJava(JDK+tomcat)の環境で動いていたからだ。以前トライアルしたアイポ4も同じ様な環境だったが、こちらはそのインストール環境が同梱されており、ソフトがインストール一発でできた。しかし逆を言えば、そのインストールされる環境に依存する為、カスタマイズしようとすると逆に面倒と言う事になるし、そのレスポンスも気になり、結局このソフトもあきらめた。

サーバーサイドで動作するWebアプリケーションにはこのjavaと同様な環境として、WAMPの環境があり、すでにWAMPの環境を構築していた為に、更にjavaも含めて両方を同時に動かす事にためらいが有った為だ。そして私が知る限り、この両方の環境を知っている物は、社内の知人にはいなかった。つまり将来的に私がいなくなった時に同じ環境を構築したりメンテする事ができない事を意味していた。もちろん、社内で誰かに頼る事もできない事を意味していた。WAMPの環境に関しては、本社の当部門に少なくとも2人はいるのに・・・。

しかし、上記で予定していたグループウェアが駄目になった事と、やはりグループウェアは必須の状況で、操作性と機能性と実績を踏まえて且つ無料なソフトを考えると、選択肢はなかった。そしてこれはグループウェアの代名詞となっているサイボーズを導入する場合でも、同じと割り切る事にした。

つまり私が導入した結果を、メモで残しておけば、上記のWAMP環境を構築できる2人には簡単に理解できるだろうと、割り切った。この2人も、もしいなくなった場合には何れにしろ、メンテは不可能になるだろうからと。

このGroupSession2を動かす為に、javaの環境を構築する事にトライした。しかし一日目で、すぐ壁にぶち当たった。しかし、今度は上記の2人にも相談できない。実際は一人に相談したが、忙しく、且つ上記で述べた様に流石にノウハウがなく、アドバイスを貰う事はできなかった。これも予想したように、自力で解決するしかなかった。結果からすると二日目に閃いて、解決し、無事動作させる事ができた。

GroupSession2のホームページには非常に丁寧なインストール方法も技術情報も説明はされていたのだが、今回の結果からすると、かなりサーバーの環境構築のノウハウを持っていないと、まともに動かす事ができないと言う事を痛感した。これはフリーのソフトや有料のソフトの問題ではなく、いかに簡単にインストールできるかにかかっている。その意味では、アイポ4の様にWebサーバー毎インストールできる様にするのも一つの方法だし、サイボーズの様に場合によっては環境を切ってしまうのも一つの方法だろう。そして、この導入を有償で請け負うのも有効だろう。しかし、その分何らかの制約を受ける事になる。これだけの素晴らしいソフトが無料で公開されており、実績もある為、何とか今後も継続開発を続けてもらいたいものだ。その為にもこのソフトのPRを何らかの形でしたいと思う。

余談だが、この記事を書いている時にGroupSession2のホームページを見ていたら、どうも画面が変更されている気がしたが、なんと新バージョンが公開されていた。構築したばかりでまだオープンもしていないのに、このGroupSession2が3年ぶりにメジャーバージョンアップされVer3.0となっていた。と言う事はGroupSession2ではなくGroupSession3となるのだろう。さてどうするか?いっその事、バージョンアップしてからオープンしようかとも思っているが・・・。

今回のこのGroupSessionを動かすに当たり、課題となりそうな所を上げておくと

  1. JDK、tomcat等の具体的なダウンロード方法とそのインストール方法がわからない。もちろんネットで情報を集めたが・・・。マアーこれは仕方がないと思われる。
  2. tomcat(Apache-tomcat)のtcpポートの変更(これが今回、最大の問題となった)
    tomcatはディフォルトで以下の三つのtcpポートを使用しているが、
    tomcatのディフォルトtcpポート:8080
    シャットダウンポート:8005
    Apache接続用tcpポート:8009
    これが、全部使用中だった為、ポートオープンでエラーとなっていた。
    netstatコマンドで使用中のポートを確認し、tomcatのエラーログを調べた。
    このポートを3つ共変更する事で、動作するようになった。

上記で上げた、このtcpポートの問題は、かなりいい加減な設定の気がする。今回の場合には、実はNECのExpressサーバーの管理ツールが8080ポートを使用していた事で、Apacheのtcpポートを80ポートにIT担当者が設定していた事で話がややこしくなった。

通常Apacheのtcpポートはディフォルトで8080を使用しているが、それを知っていながらtomcatのtcpポートのディフォルトも8080を使用する様になっているのは、はなはだ疑問だ。

マアー幸いにして、今回のグループウェアが、その動作環境のカスタマイズも可能で有った事(これが、導入の最大のデメリットであり、障壁だが)から、新サーバーの環境としては、なかなか素晴らしい物を構築する事が出来た。結果的に

  1. Apache+MySQL+PHP:ドキュメント管理+CMS(予定)
  2. Apache+JDK+tomcat:グループウェア

と言うクロスプラットホームが完成した。大半のサーバーサイドアプリは、これで動かせるだろう。


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