社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

誰にも使われずに棚にしまわれたままのiPad

2011-06-20 20:42:47 | ITについて

私が、SADで休職となった時の部署が東京から、なんと当社のいるビルに引っ越してきた。別に大震災の影響ではない。大震災前から、計画されていた事だ。事業がグローバル化しており、大半が海外のお客様であり、且つ商品も中国で生産している。開発の拠点は大阪だ。つまり東京にいる必要性がかなり低くなっていた。

とそれらしく背景を述べても実際の目的は別の所にあった。もちろん上記の事もその背景にあるのは確かだが。

東京の事務所の家賃が高い。これに尽きたようだ。当社のビルに移る事で事務所の家賃が1/3になる。つまり事務所代をけちった。もちろんこれは非常に大切な事だ。大半の社員が、その仕事が海外と大阪であり、事務所が東京にある為に、交通費も含めて相当な経費の無駄が発生していたのは確かだろう。

当時の私が、東京と大阪の移動だけで、JALのグローバル会員となれた事から、その無駄は明らかだろう。そして大阪に移ってきたことから、そう言う無駄はなくなるだろう。もちろん日本のお客様の為に、今度はその担当だけが大阪から、東京へ出張せざるを得なくなるのは仕方がない。

さて夕方、気になって引っ越しの様子を見に行った。一日で片付けが終わるとは思えないが、どんな状況かを見たかっただけだ。多分に野次馬的だが・・・。一生懸命に片付けをしている懐かしい面々と話をしながら、ふと書庫を見ると中に不思議な物を見つけた。

なんとiPadの箱があった。「iPadがあるの?」と聞くと「展示会で使ったんですが、その後だれも使っていません」との事。何とも凄いと言うかやっぱりと思った。しかしなんとももったいない。しかしこれも仕方がない。

そうiPadを使って欧州や南米での展示会でプレゼンをするのはインパクトがあったかも知れない。しかしその後これを当社で仕事に使うとなると、恐らく誰も使えなかっただろうと容易に推測できた。事務所では、PCがある。それなら出張中に使えるか?それはVPNでメールが使えないと意味がない。そしてiPadは当社ではVPNもメールもサポートしていない。つまり使えないと言う単純な理由だ。

と言う事で、当社でiPadが仕事で使える日は来ないだろう。それはiPadではなく、Windows7のスレートタブレットなら可能性はあるかも知れないが・・・。

何とももったいない事だが、iPadが、棚にしまわれたまま、使われる事なく、そのうち動かなくなるのを見るのは忍びない。当社のiPad命の先輩が聞いたら、何と思うだろう・・・。


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