社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

定年退職後、初めての健康診断を受診した

2015-12-20 22:15:50 | その他健康

定年退職により、会社の健康保険組合を任意継続した。定年前の説明で理解はしていたが、改めて当社の福祉制度が非常に優れたものである事を再認識した。その一つが、健康保険料を現役時代を同じように、会社が負担してくれる事だった。もちろんその為に、当社の互助会に入会して、入会金を払わなければならなかったが、すぐ元がとれた。これで任意継続の2年間はなんとかなりそうだ。

 

そして二つ目が、健康診断を無料で実施してくれる事だった。もちろん現役時代は、会社が健康診断を実施する医療機関への手配やスケジュール等を全て決めてくれたが、今度は全て自分で手配しなければならなかった。しかしこれはある意味、都合が良かった。全国で受診可能な医療機関の中から、好きな所を選ぶ事ができ、かつスケジュールも自分で決める事ができたからだ。

昨年の健康診断は、会社指定の医療機関で受診したが、健康診断専門の医療機関でありながら、古く、汚くて、狭く、且つ一般の方も男性女性も交じっての対応だった為、それ以前の健康診断より社員の受けが悪かった。

 

今年は、健康診断の案内が6月には来ていたが、自分で医療機関を決めるのも面倒でその後、実は放っておいた。

 

そして、アッと言う間に時が過ぎて、10月になった。流石にこれではまずいと思って健康診断の案内を再度見直した。すると、健康診断の受診申請は10月が期限で、健康診断の受診実施は12月が期限となっていた。

あせって、指定の医療機関に電話して、12月を予約した。そして健康保険組合に申請して無事期限内に無料で受診する事ができた。

さて、この健康診断だが、通常は8千円から1万円程受診料がかかるようだ。しかもこれは基本的な健康診断(身長体重、血圧、視力、聴力、尿検査、胸部レントゲン、血液検査、尿検査)で、私が現役時代に受診していた成人病健康診断ではこれに加えて、胃部レントゲン(バリュウムを飲む検査)、便選(大腸がん検査:2日分)、眼底(両目の撮影)がオプションになっていた。

これも奥様に聞くと、別料金でまたお金がかかるとの事だが、基本の健康診断料金とそれほど、大差はないとの事。私の場合は、何んとこのオプションも無料で受診する事ができた。

 

それで、受診した医療機関だが、地元の総合病院でも良かったが、奥様が受診して非常に綺麗で対応も良かったと推薦の近畿健診センターと言う市内の医療機関を使った。

 

さて、実際に受診したのは1週間前の土曜日。受診指定時間は9:00。しかし20分前には到着した。非常に分かりづらい場所だった。エレベータで2Fに上がり、すぐセンターに入ると、受付があったが、係の女性の方が、直ぐ近づいてきて、案内してくれた。そして受付前の待合室で椅子に座り、びっくりした。受付と待合室がまるでホテルを思わせたからだ。しかも高級なイメージだ。椅子も凄い。飲料水等のサーバーの用意されていた。

そしして、既に10人以上の方が同じ待合室で待っていた。そして待つ間にも、次々に予約の男性、女性が入ってきた。土曜日なのに…。受付の対応から、実際の受診の様子をみていると、なるほどと理解した。

健康診断と言う医療が完全なサービス業の一つである事を。綺麗、迅速、客への対応がまるで高級ホテル。しかも慣れたスタッフ。問診でも非常に細かく対応。

 

そしてこの近畿健診センターで初めて経験した職人わざ。血液検査の事だ。通常この検査の為には、注射器の針を腕に刺して、血液を抜き、終わるとこの注射針を抜く事になるが、この時に下手な看護師さん(看護師さんすみません!)だと、かなり痛い思いをする事になる。毎月私が通う主治医の診療所では、看護師さんが調子が良いと、注射器の針を刺す時と抜く時で、チクリと感じるぐらいで済むがそうでない時は、血液を抜いている間中、かなりの苦痛を味わう事になる。

 

今回の近畿健診センターでは、それぞれ受診する検査が完全に分業されていた。血液検査の所で、少しふっくらとした看護師さんと話しながら、採血をした(採血をされた)。採血用の注射針を刺された。そして採血が終わり、その注射針を抜かれた。しかし、注射針をさされた瞬間も抜かれた瞬間も全く分からなかった。チクリすら感じなかった。思わず終わった後で、その看護師さんに「凄い!完璧ですね!私はこんなのは初めてです!」と言ってしまった。

 

後で考えると、その看護師さんは、健康診断専門の医療機関であり、且つ分業化されている為に、毎日それこそ毎日、何十人と採血をされているのだろうと思った。それゆえ、本当の採血の達人の域に達しされていたのだろう。採血の達人になると、注射針を刺しても、まったく痛みを感じる事がないと言う事を初めて知った。今後の健康診断はここにしようと強く思った。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿