最近は宮部みゆき氏の作品を集中的に読んでいる。それこそ読んでいないと思われる書籍を手にした順から…。先日ふと手にした作品が『夢にも思わない』だった。かなり古い。連載されたのは『小説中公』1993年11月号から1995年2月号だ。氏の初期の作品は割とSF物が多かった気がするが、この作品はミステリー物だ。いや探偵物?
そして悲しい最期。と言う事で、この作品に紹介されていた、『今夜は眠れない』を続いて読む事にした。
面白い!!!しかし絶対にありえない。五億円の遺贈など…。しかし面白かった。
さて、この続編はないのだろうか?探してみると、どうもないようだ!残念だ。
![]() | 書 籍:『今夜は眠れない』 |
五億円の秘密を探るうちに僕は事件に巻き込まれて… | ある日突然、放浪の相場師と呼ばれた男から母に五億円が遺贈され、一家はばらばらに。 僕の生まれは…、男の意図は…。家族の絆を取り戻すため、サッカー少年の僕は真相を探りに乗り出したーーー |
![]() | 書 籍:『夢にも思わない』 |
秋の夜の虫聞きの会で殺人! 悲しく切ない僕たちの推理は 『今夜は眠れない』につづく好評シリーズ第二弾 | 工藤さんが立ち直るためには、亜紀子さんがどうしてあんなことをしたのか、なぜあんな死に方をしなきゃならなかったのか、彼女がどんな生き方をしていたのか、彼女は本当に一片の救いもない女の子だったのか、そこのところを理解することが必要なんじゃないかって思ったんだ。 生身の亜紀子さんの姿をちょっとでも知る事ができたなら、工藤さん自身も少しは楽になって、 自分と亜紀子さんとの距離感もつかめるだろうし、ひいては自信も取り戻してくれるんじゃないかって気がするんだ。(本文より) |
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