「やれこらです 右目です」

４日前の事です
眼科に出かけて

『はいどうぞ　お名前と　手術する方の目を言ってください』

「はい　やれこらです　右目です　宜しくお願いします」

『手術を始めます　はい　麻酔が入りますよ』
『・・・・・』
『そうそうそう　その位置で・・・
　　　手術中は　目を動かさないで・・・』

術中　医師は　そう言うんですが・・・・
この『目を動かさない』が　至難の業で

目に入る　光につられて　「コロ」「コロ」
自分でも・・・眼球が動くのが分かるんです
その度　医師は　『ん！』『ん！』
挙句

『やれこらさん　聞こえてます？　動かさないでください！』

「ハイハイ　分かってますけど・・・・・」

手術台の上で　身体は強張り
目を　動かすまいと　すれば
手にも足にも　余分な力で
結果
眼球は　余計「コロコロ　コロコロ」

とても　一点を見つめるわけには・・・・・

それでも　なんとか　１０分程で

『はい　終わりましたよ』


手術予定は　右左の両目
左目は　「以前のまま」　なんですが・・・・

庭の　花も　鳥も



みんな「世の中」　「明るく」見えて



午後に出かけた　河川敷散歩
ヘラブナ釣りの釣り人見つけ



今までは

『浮きを見ようりゃ　引きょうるんが分かるんでぇ』

そう説明されても

「浮き」の余りの細さと　水に当たる光の反射で
直ぐに
「見失って」いた「浮き」を

今日は見失うことなく『くっきり　ハッキリ』



来週の左目手術は　少し「複雑」　時間も掛かりそう

まだまだ　気分『浮き浮き』とは
いかないんですが・・・忽ちは