桜の枯れ葉を 『サクサク』 踏んで
『トコトコトコトコ』 河口堰散歩

“ん! あっ!! 事件? 事故?”
遠くに見えた 消防車 三台

“何事? 何事?” 近寄ってみれば
アクアラングを付けた 若者が数人

恐る 恐る
遠慮しながら 近づいて
「あのう・・・・誰か溺れて・・・ 捜索を・・・」
少し離れて立つ
隊長?らしき隊員に 声掛けてみたら

『ん?』 振り向いた 隊長?は
『いえ 事故では有りません 潜水の訓練をしております』
「はあ 訓練ですか ご苦労さんですなぁ」
『はい いつ何時 災害が起きるかもしれませんし
この地域は 海上保安庁のかわりに 海に潜る事もあります
日ごろの訓練は 欠かせません』
「そうですなぁ そうは言うても
水の中じゃけぇ 訓練も 命がけですなぁ」
『はい 時には 肺が破裂する危険もあります』
「・・・・・」 『はい ・・・・・』
「・・・・・」 『はい ・・・・・』
隊長は 何を聴いても ― はっきり はきはき ―
そのうち こちらも
思わず知らず
姿勢を正して
「少し見学させていただいて 宜しいでしょうか?」

『はい どうぞ』
『トコトコトコトコ』 河口堰散歩

“ん! あっ!! 事件? 事故?”
遠くに見えた 消防車 三台

“何事? 何事?” 近寄ってみれば
アクアラングを付けた 若者が数人

恐る 恐る
遠慮しながら 近づいて
「あのう・・・・誰か溺れて・・・ 捜索を・・・」
少し離れて立つ
隊長?らしき隊員に 声掛けてみたら

『ん?』 振り向いた 隊長?は
『いえ 事故では有りません 潜水の訓練をしております』
「はあ 訓練ですか ご苦労さんですなぁ」
『はい いつ何時 災害が起きるかもしれませんし
この地域は 海上保安庁のかわりに 海に潜る事もあります
日ごろの訓練は 欠かせません』
「そうですなぁ そうは言うても
水の中じゃけぇ 訓練も 命がけですなぁ」
『はい 時には 肺が破裂する危険もあります』
「・・・・・」 『はい ・・・・・』
「・・・・・」 『はい ・・・・・』
隊長は 何を聴いても ― はっきり はきはき ―
そのうち こちらも
思わず知らず
姿勢を正して
「少し見学させていただいて 宜しいでしょうか?」

『はい どうぞ』