反骨精神! 長い物に巻かれるな(そのうち踏まれちゃうゾ!)
◆ 振動板の構造改革-④DSS振動板の技術詳細と総括
<DSS振動板のトラス構造>
空飛ぶ円盤形外殻の内部の補強構造につきましては、いろいろな方法が考えられ、硬質発泡樹脂の充填やハニカム・コア材の使用が従来の一般的発想です。しかしこれらでは重く、且つ剛性が不十分なため、更に軽量で . . . 本文を読む
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◆ 振動板の構造改革-③従来振動板の弱点とDSS振動板
<おさらい>
前二回の「①分割振動の不都合な真実」と「②現代スピーカーで失われたもの」を要約すると下記の様になります。
・ 従来の振動板では波打ち現象(分割振動)が常に発生しており、この事はハイテク素材やハニカム材を用いた . . . 本文を読む
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◆ 振動板の構造改革-②現代スピーカーで失われたもの
<分割振動と二律背反問題>
コーン形スピーカーの本来の応答性能は、例えば300Hz程度の中低音域迄しかありません。釣鐘モードの共振開始周波数(下図の赤色部)がその程度だからです。しかし実際には分割振動帯域までをも含めた非常に広 . . . 本文を読む
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◆ 振動板の構造改革-①分割振動の不都合な真実
※ 今回は4回シリーズです
※ DSS振動板 10cm口径の試作例
<はじめに>
音の基礎体力(詳しくは → こちらから)を徹底的に高める音作りのために、当社では独自のスピーカーユニットの開発を始め . . . 本文を読む
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◆ 良い音とは何か-スピーカー特有の問題点
<「柔らかい」と「クリアー」の二律背反問題>
音の基礎体力について、「柔らかいのにクリアーで実在感がある」音であると定義しました。
さて実は、「柔らかい」、「クリアー」という二つの要素は、スピーカーシステム特有の性質によって二律背反にな . . . 本文を読む
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◆ 良い音とは何か - 音の基礎体力
良い音、即ち「音楽性」とは、オーディオマニアの最も苦手な文言かも知れません。所詮は好み論だからと避ける向きも多いかもしれません。しかし、この本質論から逃げていては、如何にスペックを追求しても本末転倒になります。本日は少し長くなりますが、徹底解説を試みますので、 . . . 本文を読む
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◆ 良い音とは何か - 質感の追及
<質感の追及への転換>
自動車を売ろうとした時に、例えばですが、「乗り心地」と「馬力」のどちらで訴求するかという場合は、馬力の大きさで訴求する事が多いと思います。馬力は数字で簡単に比較できますから、他社よりも1馬力でも大きければ優位性が主張出来るからです。けれ . . . 本文を読む
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新たに「薩摩反骨(スピーカー維新)」なるコーナーを始めたいと思います。薩摩反骨とは薩摩隼人の反骨精神の事です。今日は、このタイトルに込める思いをご紹介します。
さて、株式会社薩摩島津の先祖とも言える 島津斉彬 は、「鎖国に安住している日本は、やがて海外列強に侵略されてしまう」という危機感で当時の幕府に物申し、海 . . . 本文を読む