2014年末にほぼ単発で放送された「テイルズ オブ ゼスティリア ~導師の夜明け~」(60分)と「一騎当千 Extravaganza Epoch」(30分×2話)は、どうってことなくて書くことがないかな。
なので、2014年秋(というか12月)に終わったアニメの感想は、これで最後のはずです。
◎「憑物語」(つきものがたり)
2014年12月31日に4話一挙放送(2時間弱)。
物語シリーズとしてはまずまずでしたが、アニメとしては良かったです。
「青春に、別れの言葉はつきものだ。」
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「よつぎドール 其ノ壹」
受験勉強に追い込みをかける阿良々木暦は、小さいほうの妹、阿良々木月火と入浴していた。
その時、暦は自らの体に現れた“見過ごすことのできない”変化に気付いてしまう。(HPから)
(→月火と一緒に風呂に入っているときに、自分が鏡に映っていないことに気付いた暦。)
「其ノ貳」
暦は、現れ始めた変化の原因を探るべく、忍野忍の助言で影縫余弦・斧乃木余接との接触を図る。
そこで判明した、これまでの報いとも言える変化の原因とは。(HPから)
(→これまで事件解決のために吸血鬼の力を使い過ぎ、暦はほとんど吸血鬼になっていた。)
「其ノ參」
肉体の吸血鬼化が進行していた暦。斧乃木余接からは、これ以上吸血鬼の力を使わないよう忠告を受ける。だが、そんな時、火憐と月火の身に危険が迫り。(HPから)
(→火憐、月火、神原駿河を誘拐し、暦をおびき寄せる手折正弦(cv子安武人)。)
「其ノ肆」
不死身の怪異の専門家・手折正弦(ておりただつる)にさらわれた火憐、月火、駿河。正弦の指示通り、北白蛇神社に向かう暦と余接は途中、後輩の少女、忍野扇と出会う。(HPから)
(→扇(cv水橋かおり)が相変わらず怪しいのは置いておいて、覚悟が出来ている余接と二兎を追う暦との対比の2人の会話、余接の覚悟の結果(暦の意向に反して正弦を殺した。)。
それが、暦と余接の間に亀裂を入れるための扇の悪巧みだろうと余接と余弦は思っていて、その意図は分かっていたので、逆に暦の家に居候する余接。
さて、正弦は自分や暦や余接などはキャスティングされているだけで(スポットライトの演出も良く。)、コマのように使われているだけで、どうしてここにいるのか分からないと言っていましたが、それは扇に操られているかのような印象を受け、あるいは、操られていると気付かない内に操られているかのような印象を受け、扇の怪しさもますます明確に。
キャスティングの話は、自分は自分で考えて選んで自分の人生を生きているのか、という問いでもあります。)
○ 能力を使うと吸血鬼化が進行するけれど、使わなければ治らずとも進行しない、さあどう覚悟を決める、二兎は追えないぞ、暦、でもまたダメだったね、暦、という物語。
死体の付喪神の怪異で影縫余弦(cv白石涼子)の式神であり人形である斧乃木余接(おののき よつぎ)(cv早見沙織)の無表情で無感情な言動の中の感情が可愛い、余接は阿良々木暦(cv神谷浩史)と違って覚悟(決めて実行する、責任を背負う、正しいと思ってしたことへの非難を受けるなど。)ができている、ということでした。
阿良々木は覚悟が出来ていないということは、これまでの感想でも指摘してきましたが、相変わらず。
それが一番の原因で千石撫子(cv花澤香菜)が蛇神になって、阿良々木と戦場ヶ原ひたぎ(cv斎藤千和)と忍野忍(cv坂本真綾)が死にかけ、貝木泥舟(cv三木眞一郎)に助けられ、貝木に覚悟を決める旨を言われ、貝木は死んだのに(諸説あるようですが、私は「恋物語」で貝木は死んだと考えています。なお、原作は読んでいません。)。その「恋物語」(→感想はこれ。「恋物語感想。貝木泥舟(cv三木眞一郎)が素晴らしい。貝木と戦場ヶ原の恋物語」)の2週間後くらいの話なのに。
という対比を鮮明に描いています。阿良々木は成長するのか、成長出来るのか、それが問題です。
エンドカード。
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○ さて、最初は阿良々木月火(cv井口裕香)と暦の、風呂場で裸の洗いっこをじっくりと。その後の展開に概ね必要な情報の会話でしたが、あそこまで際どいシーンを、結構長く見せる必要はなかっただろ、と。2人や、阿良木々火憐(cv喜多村英梨)を含めた3兄妹の関係を示すのだとしても。
視聴者サービスでしょうけれど。
○ 最後に微笑む戦場ヶ原が少し出てきたのも、視聴者サービスといったところでしょうか。こっちは望むところです。もっと下さい!!
バレンタインチョコを暦に食べさせようと微笑む ひたぎ、美味しいと言ってもらって軽くガッツポーズの ひたぎ。
この少し後、壁ドンからの押し倒しという荒業を見せる ひたぎ でした。
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【shin】