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「続・終物語」感想。ヒロイン達の別の面が楽しい

【ネタバレ】

◎「続・終物語」

「僕達と、育ち続ける物語。」

総合評価4点(5点満点)

TV放送(全6話)に先立ち映画館で2018年11月10日(土)公開、監督は新房昭之、シリーズ構成は東冨耶子、新房昭之、原作は西尾維新、148分。

阿良々木暦(cv神谷浩史)、戦場ヶ原ひたぎ(cv斎藤千和)、八九寺真宵(cv加藤英美里)、神原駿河(cv沢城みゆき)、千石撫子(cv花澤香菜)、羽川翼(cv堀江由衣)、阿良々木火憐(cv喜多村英梨)、阿良々木月火(cv井口裕香)、斧乃木余接(cv早見沙織)、老倉育(cv井上麻里奈)、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード(cv坂本真綾)、忍野扇(cv水橋かおり)など。

2時間を超えるとお尻や腰がちょっとね。私はトイレは大丈夫でしたが、数人、一時的に出ていった人はいました。


東京駅の京浜東北線ホームにて。

宣伝隊長の姉妹は、この格好で出てきたわけではありませんが。



○ 「終物語」(2015から2017年TV放送。)のその後の物語。
メインヒロインが総出演、ただし、戦場ヶ原以外は裏の性格で。鏡は左右逆に映るのではなく、裏側が映る世界だ、という解釈で構築した物語。

元のキャラの方が好きですし、他の物語シリーズと比べての映像的面白さはそれほどでもなかったので、もう少し低い点にしたい気もしますが、キャラの別の面が楽しかったので、少し甘めの点かもしれません。


○ 21歳のお姉さんな真宵、レイニー・デヴィルになっていて凶暴な神原、口が悪くおしゃべりな撫子、ブラック羽川と猫っぽい幼女羽川、背が小さくなった火憐、裏表がないから変わらない月火、表情豊かな余接、暦の家でキョウダイのように育てられて明るく元気な育、吸血鬼ではない人間だった頃のキスショット(吸血鬼は鏡に映らないので、吸血鬼としてのキスショットは鏡の世界にはいない。)。

通常の鏡は80%しか反射せず20%は消えているように、鏡の向こうの世界では、自分の性格の一部だけど、普段は出さない性格になっているというところは、こういうキャラになるのかあ、と面白かったです。

尤も、元のキャラの方が好きですが。

戦場ヶ原は鏡の向こうの世界にはいませんでしたが、戻ってきた暦とのデートで、イメチェンしようと意外な格好だったり。

・暦の問題で鏡の中の世界が云々、なわけで、見ていてこうなのかな、と思ったものとは当然に違っていて、公式のあらすじはややミスリードなわけで、CMの撫子の「鏡は左右逆に映るものだと思ってねえか?」はその通りなわけで、扇が暦で暦が扇なわけですから最後は2人の問答で解決へ。


○ 公式HPから。
「阿良々木暦の物語は終わった。
地獄のような春休みから始まり、いくつものめぐり合わせを経て、阿良々木暦の高校生活最後の一年間は終わった――かに思えた。
だが卒業式を終えた翌朝、思いがけない事態が起こる。暦は、鏡の世界に迷い込んでしまっていた。
これは、高校生でもない、大学生でもない、そんな時期に阿良々木暦が体験した、終わりの、続きの物語。」

「高校の卒業式の翌朝。顔を洗おうと洗面台の鏡に向かい合った暦は、そこに映った自分自身に見つめられている感覚に陥る。
思わず鏡に手を触れると、そのまま指先が沈み込んでいき・・・・・・。
気がついたとき、暦はあらゆることが反転した世界にいた。」


【shin】
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