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それが声優!感想。声優業界も大変

【ネタバレ】
2015年夏アニメの感想の続きです。

◎「それが声優!」(全13話)

総合評価3点(5点満点)

「SHIROBAKO」(2014年秋から2015年冬)はアニメ制作会社の裏話と苦労話をコミカルかつリアルに描いた優れたアニメでしたが、これは声優の裏話と苦労話を少しコミカルに、基本的にはリアルに描いたもの。

シロバコみたいにヌイグルミ(コロリちゃん)を使って説明に変化をつけたりしていますが、少し淡い感じの絵はそれはそれで良いですが、全体として遠く及ばない感じ。
実在の声優を本人が演じる場合は特にですが、悪くも大げさにも描けないからコメディに欠けたのでは。また、シロバコはとても大変な業界だというところを大げさかつコメディに包みつつも大変だというように描いていましたが、これは大変なところがシロバコほど多くはない上にあまり大げさには描かれていないことや、やや説明調になっているところも一因かも。

とは言え、双葉と いちご はバイトが欠かせないし先の仕事の有無が見えないとか、その他もろもろ、声優業界の良さや大変さは伝わるものであり、シロバコとともにアニメファン必見です。

一ノ瀬双葉/コロリちゃん(ヌイグルミ)(cv高橋李依)、萌咲いちご(もえさき いちご)(cv長久友紀)、小花鈴(こはな りん)(cv高野麻里佳)のイヤホンズの3人を中心に、マネージャーの集(あつまり)さん(cv小清水亜美)、新人マネージャーの紺野あおい(cv古木のぞみ)、鈴の親友のサヨちゃん(cv佐倉綾音)など。

○ 各話のゲスト声優は、
新人声優の心得の1話で野沢雅子さん、

三者三様の2話、仕事が忙しくて修学旅行に入っていないなど普通の中学生の生活をあまりしてこなかったから普通の中学生役に悩む鈴の10話で神谷浩史さん、

いきなり3人でラジオをすることになった3話で田村ゆかりさん、

すぐに倒される役でも大事に演じるということと打ち上げの4話で銀河万丈さん、

楽屋などではだらしない「ゆりえ ほい」の5話、ライブの良さを伝える12話で堀江由衣さん、

ドラマCDで双葉が演じていた役がアニメ化で鈴になって複雑な心境の6話で釘宮理恵さん、

外国映画の吹き替えと打ち上げの7話で小山力也さん、

ナレーションの8話で真地勇志さん、

やったことが無い役で幅が広がる9話で日高のり子さん、

喉の手術をした白石さんから体調管理が重要との11話で白石涼子さん、

査定の13話で原作者の浅野真澄さん(毎回、本人役や本人ではない役で出演。)のほか、

Aice5の5人が本人役で出演。

本人が本人役で出ているので仕方ないのですが、ちゃんとしたいい人ばかりなところが嘘っぽいと思いました。一方、カバンの中につぶれたメロンパンや溶けたチョコが入っていたり、みかけがボサッとしてだらしないとか、堀江さんについてはリアリティがありました。熱心なファンの間では有名なエピソードらしいですが。

アニメジャパン2015にて。




アニ玉祭の代々木アニメーションのコーナーにて。


○ 8話。CDデビューのアニメショップでのイベント、握手会。地味で口下手な双葉よりも いちご や鈴を目当てのファンばかりで、双葉と話す時は上の空のファンだったり、でも遠くから双葉に会いに来てくれた双葉ファンもいたり。
コロリちゃんが、目に見えて人気の差が分かる握手会は非常なイベントだと言っていましたが、確かに。

私が行った実際のアニメのイベントでも、声優によって拍手や声援の量が大きく異なることはよくありますが、それでも誰に対しても一定の拍手や声援があるものです。
お渡し会とかだと、1対1になるのでよく知らない声優とは何を話していいのか困りますね。お渡し会で、私は目当ての声優に当たったことしかないのですが(その時の抽選で、どの声優に当たるか分からない場合もある。)、逆に、緊張して何を話していいのか、あるいは、話そうと思っていたことが上手く話せなくて困ったことはありますが。

○ 12話。イヤホンズのライブ前の練習で足を痛めた いちご でしたが(11話)、中止にしたくないから双葉と鈴に隠したもののバレ、スタッフにも話し、足に負担が少ないダンスなどに工夫して本番成功。

中止にするよりは、声がきちんと出せるなら、椅子に座って歌ってもいいと思うのですけどね。ダンスが売りの場合は中止にしてもらった方がいいかなとは思いますが、ダンスが/も売りの歌手のファンだったことはないので、実際にどう思うかは何とも言えません。

11月22日のイヤホンズとAice5のライブで、アキレス腱断裂してギプスの たかはし智秋さんが椅子に座って歌ったとのことですが、その方が嬉しいですね。

○ 最終13話。双葉の事務所は養成所を出て2年間は預かりという身分で、2年で査定を受け、ダメなら契約を打ち切るシステム。双葉は何が認められたのか、取り敢えず保留ということで1年延長に。安易ではない結果というか途中経過は良かったです。

いちご の事務所は査定システムがなく、査定は優しいシステムかもと言っていました。
契約が切れても、まだやりたいなら他の事務所を探せばいいのですし、フリーという手もありますし、声優界は狭い上に長く続けにくい様子ですから(特に、数も多いし、外見が人気に影響する度合いが男性よりも大きい女性声優。)、査定は優しいシステムですね。





【shin】
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