2015年冬アニメの感想の続きです。
今冬は似たような、ハーレム、エロ、美少女、萌、バトルの、あらすじが同じアニメが5～6作もあり（※）、このレベルでも1クールに少しならそれなりに楽しいのですが、これくらいのレベルがこれだけ集中すると、違いの分からない男になってしまい、疲れます。
私も下ネタ自体は好きですが、お笑いでも下ネタは比較的簡単に笑わせることができるので、多いとお笑い芸人が楽をしているとしか思えず、興ざめなのですが、アニメでも同様です。
下ネタで興味を引いたり楽しませることの方が楽ですが、そのようなアニメがあっても良いですが、多いと、いい加減にしろ、です。
なので、通常より0.5点は低く評価していると思います。
（※「アブソリュート・デュオ」、「銃皇無尽のファフニール」、「新妹魔王の契約者（テスタメント）」、「聖剣使いの禁呪詠唱（ワールドブレイク）」、「ISUCA-イスカ-」と、ファンタジーが強いので違いは明白ですが「DOGDAYS″」の5～6作。）
それぞれに変わったポイントや楽しむポイントはありますが、ただ、ワルブレは、マニアックな意味で、良い意味でも悪い意味でも一歩抜きん出ていました。このシュールさは最初から狙ってなのか、窮余の策なのか、半々なのか。半々かなあ、多分。もう少し狙って作っていればもう少し面白くなったのかも知れませんし、裏目に出たのかも知れませんし、結果はよく分かりませんが。
それらの感想を3回に分けて書いていきます。
◎「アブソリュート・デュオ」（全12話）
総合評価2.5点（5点満点）。
九重透流（ここのえ とおる）（cv松岡禎丞）、ユリエ・シグトゥーナ（cv山本希望）、リーリス・ブリストル（cv山崎はるか）、穂高みやび（cv今村彩夏）、橘巴（たちばな ともえ）（cv諏訪彩花）、九十九朔夜（つくも さくや）（cv堀江由衣）、月見璃兎（つきみ りと）（cv田村ゆかり）など。
ルキフル（黎明の星紋）を投与されて身体能力が高まった者がイクシードで、その者の魂を具現化した武器であるブレイズ（焔牙）で戦う、エロ、ハーレム、バトル。
上3枚は秋葉原ゲーマーズ、4枚目はアニメイトだったかどこだったか。
○ 1話。入学式の日、透流と永倉伊万里（ながくら いまり）（cv戸松遥）が仲良くなって、2014年夏秋アニメの「ソードアート・オンラインⅡ」（SAO）でも見ているのかと思いましたが、最後の入学試験の「資格の儀」でバトルして伊万里が負けて入学できないことに。違うアニメとはいえ、この2人が同じような声でメインで続けて放送されたら、ちょっとねえ。SAO好きな人なら却って嬉しいのかもしれませんが。
ここで入学できなかった生徒は、7話で分校に入学していたというのは目がテンでしたが、それはそれで楽しめたところです。
うさぴょんでエロい先生の璃兎が萌え萌えぴょんぴょんで出てきたときには生徒の反応と同じように私もどうしようかと思うとともに固まってしまいましたが、考えるんじゃない、感じるんだ、という言葉を思い出し、以後はそんな感じで見ることに。
1話で気持ちの切り替えが上手くできたこともあってか、まずまずでした。
とは言え、物語自体はどうってことはないのですが。
ただ、「ヤー」が可愛いユリエは良かったです。
○ 2話。正式なデュオの相手を選ぶ話。透流は男子にしようとしましたが、現在同室のユリエが断られたと聞いてユリエと組むことに。
いやー、何なのでしょうね、予想通り過ぎて笑えました。
○ 3話。璃兎先生が生徒を倒す役目だとは。透流とユリエのデュオが勝ったのは少し簡単過ぎな気はしますが、璃兎先生はどうなったのやら。
4話。璃兎先生、しれっと登場。あまりに普通に登場。
先生を倒すくらいに生徒を育てた優秀な先生だから再度雇用したのだと、朔夜理事長の弁。おおおおおーーーーー
二面性のある田村さんが良かったですし、ここは田村さんと堀江さんだから何でもアリということでもOKです。
○ イギリス校から転校してきた、4話から登場のリーリスが優秀でツンデレで、透流をデュオにしたいという申し出というより命令を断ったところ、透流に嫌がらせ。
6話で透流に助けてもらって、デレるのも早かったですが・・・
○ 最後はユリエが暴走しかけたものの覚醒したりして、デュオとして協力して勝ちましたが、まだ何も終わっていないようで。
◎「新妹魔王の契約者（テスタメント）」（しんまいまおうの・・・）（全12話）
総合評価2.5点（5点満点）。
勇者の東城刃更（とうじょう ばさら）（cv中村悠一）、魔族の成瀬澪（なるせ みお）（cv朝井彩加）、野中柚希（のなか ゆき）（cvブリドカットセーラ恵美）、澪の付き人でサキュバスの成瀬万理亜（cv福原香織）、穏健派魔族の滝川八尋/ラース（cv杉田智和）、勇者の野中胡桃（cv野水伊織）など。
アニメジャパン2015のときの国際展示場駅にて。
○ 父の再婚で兄妹になって一緒に住むことに、というのは記憶操作で、死んだ穏健派の魔王の娘である澪が刃更を襲って失敗して何だかんだで妹になる契約を結び、万理亜も交えた1つ屋根の下での生活、でも敵とのバトルもあるよという、エロ、ハーレム、エロ、魔法バトル、エロ。急進派魔族に狙われる澪を助けて勇者一族との共存をはかろうと、刃更が澪を助けたり。
○ どう考えてもそういう行為を想像させるためとしか思えないエロシーンも多く、別にそういうアニメを見たいわけではないですが、エロシーンでの見せられないところを隠す時に、カメラの絵を置いたり、ちびキャラがカメラを持ってその映す範囲を白で塗ったり、ちびキャラの絵を置いたりと、クスッとできました。
積極派ロリの万理亜とか、照れる澪とかは結構可愛かったですが、露骨なエロとその隠し方以外はこの手のアニメとしては普通なので、隠していないことを期待してBlu-rayを買うという手はあるのでは。
秋に2期だそうですし。
【shin】
