◎「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」
双子の兄の秋人(cv逢坂良太)を愛する秋子(cv木戸衣吹)の2人は6年ぶりに再開し、一緒に暮らすことになって、ここぞとばかりに兄と結婚しようとあれこれ策をめぐらす秋子ですが、兄にその気は無く、、、、、秋子のぶっ飛びぶりがとても楽しいです。
お風呂で兄がノゾキに来るのを待ったり(、兄にその気は無いけど)、布団で兄が夜這いに来るのを待ったり(、兄にその気は無いけど)、兄が照れて妹に好きと言わないのだと思っていたり(、兄にその気は無いけど)、そのぶっ飛びぶりがとても楽しいです。
「ぐぬぬっ」「ぐへ、ぐへへへへ」「ぐふふふ」とか、秋子というか木戸さんが突き抜けていて面白いです。
血のつながった兄妹だから結婚できないと言う他の同居人の言葉にくじけず、開き直ってアタックし続ける秋子が面白いです。
ブラコンを開き直ってとことん描いた感じ。
とても面白いです。
但し、話が進むにつれ、話のネタが尽きたのか、私が慣れたのか、徐々にパワー不足になってきた感じ。
そこは仕方ないのでしょうけれど、少し残念。
でも、秋人が内緒で書いている禁断の兄妹愛を描いた小説(秋子も兄の小説とは知らずに読んでいる)の担当編集者の薫子(cv高本めぐみ)の変態妄想っぷりも楽しいので、足して割れば、まあ、いいか。
因みに、金髪のアナスタシア(cv茅原実里)のエロ変態ツンデレも好きです。
◎「ハヤテのごとく! CAN’T TAKE MY EYES OFF YOU」
ハヤテの3期です。
2期までは好きなアニメでした。
今回は期待はずれでした。
始まったばかりのときの感想でも少し書きましたが、3期で、どうでもいいアニメになりました。
絵が可愛くなくバランスが悪く変、眼に魅力がない、そもそも話がつまらない。
大好きなヒナギク(cv伊藤静)が出てきても同じ。
ナギ(cv釘宮理恵)、マリア(cv田中理恵)、西沢さん(cv高橋美佳子)、泉(cv矢作紗友里)と、これだけ好きなキャラがいるのに、ここまで面白くないアニメというのも、もう続きは見たくないと思うアニメというのも、ある意味、金字塔です。
学園モノが話に尽きて、バトルモノになって違うモノになってしまった他の漫画にあるような感じの面白くなさ。
これまでのハヤテは日常や学園生活を大袈裟なギャグにしていて楽しめたものを、今回はクロツバキなるものを探しつつ、クロツバキの謎解きをするという話が最初から最後まで。ちょっとシリアスなシーンも増えました。
連続ドラマというか長編だから、メリハリや話の変化に欠けたことも一因でしょう。
2012年は映画にもなり(映画は見ていませんが。)、まだまだ人気なのでしょうけれど、このアニメ、もう作らなくていいんじゃないですか。
◎「BTOOOM!」
秋葉原の「とらのあな」だったか「アニメイト」だったかの入り口の展示。もうやっていませんが。
BTOOOMというネットのバトルゲームのトッププレイヤーで、ゲームばかりをして現実逃避をしている竜太が、孤島に拉致されてBTOOOMと同じことを実際の人間同士で行わさせられる。相手を実際に殺すと手の甲に埋められたチップを取ることが出来、チップを8個集めると迎えが来て元の場所に戻ることが出来る。
ゲームにリアリティを出すためのデータを取るために実際に人間同士で殺し合いをさせるという、ゲーム開発会社が主催者で、ゲーム会社が選んだ人が恨んでいる人を指名すると、その恨まれた人が孤島に送られると。
殺し合いという極限状態の中での、裏切りと騙し合い、信頼と協力、自分が何故恨まれたのかということの反省、自分の未熟さの自覚など、成長物語でもあったり。
特に、最終(12)話はそんな感じ。竜太(cv本郷奏多)とヒミコ(cv三森すずこ)の恋も始まったし。
最初は竜太の情けなさに呆れていましたが、徐々に成長したようで。
但し、ゲームではトップクラスでも、人間同士で戦うということは体力勝負でもあるとともに精神的強さも必要であるわけで、ゲームばかりで引きこもりの竜太が殺されずに上手く戦えているというのは(竜太は1人しか殺していないので、逃げているという方が正しいですが。)、体力面でも精神面でも出来過ぎで不自然です。
体力のある人は油断して詰めが甘いから竜太は最後には助かったりとか、出来過ぎです。
また、8個集めれば帰れるというのは本当でした(その医者は、恨みを買って再び孤島に送られて来ましたが。)。
ただ、帰った人は孤島で人殺しをしたのだから警察とかに話さないということは十分にあり得ることですが、話したところで正当防衛か過剰防衛で重い罪にはならないでしょう。
また、罪悪感にさいなまれたり、精神錯乱を起したりして、いずれ話してしまうことも考えられます。
更に、数週間から数ヶ月間行方不明になっていた理由を周りから聞かれて説明に窮すると思われます。
つまり、帰れると言ってヘリに乗せつつも、秘密を守るために、実際は殺せば良いものを。主催者も甘いものです。
人間の情けなさ、弱さ、意地汚さ、自分勝手さ、傲慢さ、騙されやすさ、口では信頼すると言っても心からは信用できないで疑心暗鬼になる普通の人間の心の弱さ、等々、人間の醜さがいろいろと出てきます。
あまりシリアスな雰囲気にならないところは、観やすさの一因なのかも知れません。
一方、竜太とヒミコの恋などの信頼や協力、そして反省や改心や諦めない気持ちなど、人間の強さ、たくましさ、人間は変われるということも描かれ始めました。
何人も死んで、でもまだ帰ることは出来ず、2期がありそうです。
それなりに楽しめたので、それなりに期待して待ちます。
【shin】
12月29日、追記です。
「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」は、終わったと思ってアップしたところ、最終話がまだでした。
明人と秋子が実の兄妹ではなく、血がつながっていないということが秋人のナレーションにより明かされました。
しかしそれだと、結婚が可能になってしまい、普通のラブコメになってしまいます。
あとは、その事実を秋子がいつ知るのか、知っている明人が秋子に異性として惚れるのはいつなのか。
秋人によると、実の兄妹ということになっていることが、秋子のブレーキになっているだろうし、秋人自身のブレーキにもなっていると明言しています。
実の兄妹のラブコメとして1回楽しみ(今回のアニメ)、それがバレるかどうかで2回目を楽しみ、バレてから3回目を楽しむという、3回楽しむための仕掛けなのでしょうが、2回目と3回目が面白ければ、まあ、いいですが、実の兄妹ということで押してくれた方が、長くは続けられませんが、作品としては良質のものになった気がします。
それはそれで文学的になりかねず、視聴者の支持は得にくくなるのかも知れませんが。
【shin】
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