【ネタバレ】
◎「どうにかなる日々」
「痛いほどの好きは、きっといつか愛しくなる。」
総合評価は上中下で中の上くらい。絵柄に少し違和感を感じました。
全体として台詞(説明台詞含む。)は少なめで、ほどほどの間を取りつつ物語が進みます。とは言え分かりにくいという事はなく、いい感じに想像を巡らせながら楽しめました。
2020年10月23日(金)公開(当初は5月8日公開予定でしたがCOVID-19の影響により延期。)、監督・佐藤卓哉、脚本・佐藤卓哉、井出安軌、冨田頼子、原作・志村貴子、PG12、54分。
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「元恋人の結婚式、
男子校の先生と生徒、
心と身体の変化を迎える思春期の幼馴染。
誰が相手でも、どんな形でも、全ての恋と生き方には同等の価値がある。
そして、不器用に誰かを想った日々は、きっといつか愛しい思い出になる。
そんな“誰かの恋”を優しく見守り、温かく描くオムニバスショートストーリー集。」(公式HPから。)
男子校の先生と生徒、
心と身体の変化を迎える思春期の幼馴染。
誰が相手でも、どんな形でも、全ての恋と生き方には同等の価値がある。
そして、不器用に誰かを想った日々は、きっといつか愛しい思い出になる。
そんな“誰かの恋”を優しく見守り、温かく描くオムニバスショートストーリー集。」(公式HPから。)
「Episode1 えっちゃんとあやさん」
えっちゃん(cv花澤香菜)、あやさん(cv小松未可子)、百合(cv早見沙織)など。
「Episode2 澤先生と矢ヶ崎くん」
澤先生(cv櫻井孝宏)、矢ヶ崎くん(cv山下誠一郎)など。
「Episode3 しんちゃんと小夜子」「Episode4 みかちゃんとしんちゃん」
しんちゃん(cv木戸衣吹)、みかちゃん(cv石原夏織)、小夜子(cvファイルーズあい)など。
4エピソードのオムニバスですがエピソード3と4は続いているので3つの物語で、第1週は冒頭に約5分の、花澤さんと小松さんの対談がありました(対談者は週替わり。)。
レズ(女性同性愛)、ゲイ(男性同性愛)、ヘテロ(異性愛)の3つの物語。
レズ(女性同性愛)、ゲイ(男性同性愛)、ヘテロ(異性愛)の3つの物語。
○高校時代の元カノのえっちゃん、短大時代の元カノのあやさんが元カノの百合の結婚式(相手は男性。)で出会い、意気投合して、元カノである百合の悪口を言いつつ、2人は恋人に。
何気ない会話が良かったです。
下着が少しと、ほんの少しの喘ぎ声っぽいものがあったのでPG12なのですかね?。
○男子高の教師の澤先生は男子高校生が好きなのに、卒業式後に生徒から告白されたものの大人の対応をして断るも、男子高校生が大好き。
手は出さないのは大人の対応なのか、何なのか。
人付き合いが苦手だから年下の高校生を好きになるとか、そういう感じはしませんでした。同僚教師や友人と普通に付き合いはできていたようですし。
同性愛への世間の目は優しくはないですから、大人の対応をしているのでしょう。ましてや教師と生徒となれば世間の目は冷たいでしょうし。
卒業式後に澤先生が、謝恩会をしてと急に言い出したのにクラスの生徒がよく乗ってくれたなというのが不思議でしたし、2次会なのか3次会なのか、ほとんどの生徒と思えるくらいに多くの生徒が残っているのも不思議でした。
○幼馴染で小学生の時から2人でしんちゃんの部屋などで勉強をする仲の2人。
しんちゃんの親戚のお姉さんの小夜子がAVに出たのが親にバレ、しばらくしんちゃんの家にいることに。
そのビデオを見てしまった2人。それがずっと引っかかっていて、しかもしんちゃんが小夜子に好意を持っているのをみかちゃんは気づいていて。
中学でも2人で帰ったりしているのに、みかちゃんはアプローチしているのに、しんちゃんは煮え切らず。
中学でベストカップルに選ばれたのがきっかけで恋人になれましたね(賞品が、先生には内緒で、コンドームだった。)。
公式HPに「1本のビデオに未だ囚われながら、思春期の距離感ともどかしさが、ふたりを包むリアルな青春物語」とありますが、照れた感じ、恥ずかしがる感じが良かったです。
○レズ、ゲイ、ヘテロの3つというのは、LGBTQ+のすべてを描くと観客が混乱しかねないから主なものを描いたということなのでしょうかね(ヘテロはLGBTQ+には入っていません、念のため。)。
まだまだLGBTQ+への知識としての理解すら進んでいないのですから、まずは主なものからということなのですかね。
秘かに挑戦的な作品、ということなのでしょう。
原作漫画の連載が2002年から2004年だそうですから、その頃だと漫画に限らず、とがった作品が多かったのかもしれません。
○新宿バルト9にて。
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【shin】