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「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」感想

【ネタバレ】

◎「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」

「ここではひとりぼっち、と思ってた。」
「こころのひみつ。」

総合評価は上の上(上中下で)。

長いので、少し腰が痛かったですが。12月13日(金)公開のドキュメンタリーは見ていません。

2019年12月20日(金)公開、片渕須直 監督/脚本、こうの史代 原作、168分。

北條(浦野)すず(cvのん)、北條周作(cv細谷佳正)、白木リン(cv岩井七世)、テルちゃん(cv花澤香菜)、水原哲(cv小野大輔)、
黒村径子(cv尾身美詞)、黒村晴美(cv稲葉菜月)、浦野すみ(cv潘めぐみ)、北條円太郎(cv牛山茂)、北條サン(cv新谷真弓)など。













○前作の「この世界の片隅に」(2016年11月12日公開、128分(?)。)に、原作にはあっても時間の都合で省いたところを追加したのが本作で(まったく原作どおりというわけではないとのこと。)、新作扱い。

前作がいかに上手く取捨選択をしたのかということも分かりました。

すずの言動の裏にあった出来事が描かれ、すずの印象も少し変わりました。
戦時中ですが、日常を生きている、という点がこれまでよりも強調された感じです。
恋もしますよね。友達が前の恋人だったら嫉妬もしますよね。

前作もそうでしたが、本作も、戦時中の日常を描いたアニメであり、戦争の愚かさなどは二の次です。戦時中の日常を丁寧に描く結果として、戦争を考えることにつながっているわけです。

○と書きつつ、アジア・太平洋戦争についての基礎知識がない人が見てもそれが伝わるのか、については少し疑問があります。

戦争を直接的にはほとんど描いていないので、どんな戦争かを知らない人にはどんな戦争かは伝わらないので。

それは別の作品(やドキュメンタリー)の役割というのが前作と本作の位置づけですから、それでいいのですが。
(なお、前作の公開直後に、すずと周作は(大人になってから)会ったことがないのにいきなり結婚するなんておかしい旨を若者が言っていたとツイッターで流れていました。それが普通だったことを知らないのは歴史の勉強不足でしかないのですけれど、近現代史は学校でもあまり教えないこともあって、ドキュメンタリーの類を見ない人が知らないのは当たり前とも言えます。それでも、見ないことは勉強不足でしかありません。)
(5点満点なのに6点を付けていますが、そういうのはなるべくやめます(笑)。)

前作、高評価です。



○写真、テアトル新宿にて。












































【shin】


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