思い付きブログ

グリザイアの迷宮、グリザイアの楽園 感想。ややシリアス寄りになったが、シリアスとコメディの組合せが絶妙

【ネタバレ】
2015年春アニメの感想の続きです。

2015年春に終わったアニメの感想も終わりが見えてきました。
「浦和の調ちゃん」の感想は10月17日の声優イベントの感想と合わせて書きますし(ショートアニメなので、書くことがあまりない。)、「血界戦線」は良かったのですが、最終話が放送(10月)されたら感想を書きます。

「攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」(全10話。8話までは「攻殻機動隊 ARISE」のborder:1(2013年6月劇場公開)からborder:4(2014年9月劇場公開)の再編集版、9、10話は新作。)は総合評価3.5点(5点満点)ですが、なんか面倒になったので感想は書きません。

夏アニメもかなり終わっているので、早々に夏アニメの感想書きに移らないと・・・・・今度こそ、なるべく簡単に書かないと・・・・・ツイッター並みの文章量の感想で済ますアニメを増やさないといけないなあ。。。。。


○ 「グリザイアの果実」(2014年秋、全13話)に続く2作ですが、物語は3作とも続いています。

「果実」が総合評価5点で一番良いですが、「迷宮」も「楽園」も総合評価4点で良作です。
「迷宮」と「楽園」は、わらしべ長者や雄二奪還が上手く行き過ぎだったこと(物語の展開が少し雑。)、「楽園」の軍事訓練が少し中だるみに感じたことから、「果実」よりは劣りますが、十分に楽しくもシリアスな物語でした。


風見雄二(cv櫻井孝宏)と、榊由美子(cv田中涼子)、周防天音(cv田口宏子)、松嶋みちる(cv水橋かおり)、入巣蒔菜(cvたみやすともえ)、小嶺幸(cv清水愛)の5人のヒロインと、風見一姫(タナトス)(cv友永朱音)の6人目のヒロイン、日下部麻子(cv瑞沢渓)、JB(春寺由梨亜)(cv鳴海エリカ)、学園長の橘千鶴(cvやなせなつみ)、ヒース・オスロ(cv鶴岡聡)など。



アニメジャパン2015のときの国際展示場駅にて。






◎「グリザイアの迷宮」(全1話)

総合評価4点(5点満点)。1時間枠。

○ 雄二の過去話。何をやっても天才の姉の一姫に両親は期待し、普通の雄二は疎まれ続けて自己嫌悪になり。でも、一姫は雄二を溺愛していて、一緒に風呂に入ったり(2人とも小学生。)、体を洗ったり、口づけしたり(背後にいて、上から口づけするときに上からおりてくる一姫の唇や舌がとてもえっちいです。)。



雄二は、姉の言うことはいつも正しい、となすがままで生気なし。一姫が近親相姦とも言っていたので、ほぼ間違いなくしているのだと思ったのですが、「楽園」2話からして最後まではしていなかったようで。
「グリザイアの果実」の感想では、雄二は口づけもHもしたことはないかもと書きましたが、「楽園」からしてもそうではなかったようで。


○ 絵で家族の生活費を稼いでいた一姫がバス事故で死んで(本当に死んだのかは、「果実」からして未確定。「楽園」で生きていた。)、父が荒れて、弱々しい母と雄二が家出。それも見つかって父が母に無理やりしているのを見て父を撲殺する雄二。母は雄二を逃がして、生きるのが嫌になったということもあるのでしょう、父をめった刺しにして自分のせいにして自殺。

金持ちのオスロに引き取られた雄二ですが、生気のない雄二が気に入って、女装させて愛でたりというショタ・ホモの餌食に。それでも生気がないところに、雄二の自分や家族や人生や世の中への絶望の根深さが伺えます。

雄二とHしようとしてきた男性を殺して、オスロに褒められ、テロリスト育成組織に送り込まれることに。
オスロのお気に入りということでかえってイジメられる雄二ですが、食事をわけてくれたりするマーリン(cv櫻井ありす)との関わりで少しは変わった様子。卒業試験でマーリンと殺しあって、とどめを刺せずに逆転負けしましたし。

それでも、何だかんだで、優秀だったので多数の暗殺に成功。急襲した麻子らに捕まったものの、麻子を親代わりとしてJBも関わって、麻子の下でスナイパーとして働くことに。

○ それにしても、昇進試験のために出した「風見雄二の過去に関する自己報告書」にプラスして雄二の内面的なことを知りたいと言うJBに対してよくも話したものだと。サクサクと話したということは、過去のこととして昇華し、気にしていないということもあるでしょうし、かなりの事情を知っているJBだからでもあるのでしょうが、奇跡的なくらいに連続した良い出会いに恵まれないと、現実世界では、短期間では不可能なことです。

そもそも、昇進試験を受けることが不思議。JBに強制されたのでしょうか。

○ それにしても、報告書の下書きをシュレッダーにかけたのに、それを短時間でつなぎ合わせて元通りにしてしまう幸も凄ければ、自責の念に堪え切れずと笑顔で、残りのヒロインズを共犯者にしてしまおうという幸も凄い。
ツンデレ気味ながらも皆が見ることにするのはお約束。皆で1頁をめくったところで次回、「グリザイアの楽園」へ。

軽いコメディで終わりにして、それが「迷宮」全体の深刻さや暗さを少し中和しつつも調和しているという、「果実」からのこのアニメの基本線を踏襲し、すごく計算されて作られている感じ。



◎「グリザイアの楽園」(全10話)

総合評価4点(5点満点)

○ 1話。続き。怯えていた雄二も麻子と暮らすというか、遊びやら軍事訓練やら読書やらを教わって記憶を上書きされて、だいぶ落ち着いて。JBって男に免疫がなかったのね、外見や年齢からしてモテそうなのに意外ですが、コメディにはありがちな設定か。

2話。雄二の初めての女性は麻子で、初めての処女はJBだったと。

「迷宮」で一姫としたという明確な状況はなかったものの、あそこまであっさりと行ったのだから最後の一線も超えた可能性の方が高いと思っていたのですが、違ったようで。

○ 3話。米軍で訓練と実践。やられそうになったら逃げる、ヤブ犬小隊。チームワークもよろしく、互いに補い合っています。

○ 4話。麻子が病死、JBと暮らすも麻子のバイクで一人旅に出て、アチコチ行っているうちに、青春をしよう、普通の高校生をしようと思う雄二。
狙撃対象がオスロだったので撃てなかった雄二。

ここまでを知った5人のヒロインが、今後どう接したら良いか分からないと。でも、最後まで読むんですね。

○ 5話。4話ラストで雄二がテロリストとして指名手配されましたが、疑いは晴れ。
でも、雄二を助けたことによって死んでも良いと思えた、たくさん殺してきた麻子でしたが、それもあって、5人のヒロインを助けたのでもう死んでも良いよな、と思う雄二。
5人のヒロインが雄二が隠れている政府機関を探して会いに行くことに。

それにしても、黒くて長くて太い・・・ヨウカンを みちる と 蒔菜 が競うようになめ回していかにもそういう行為に見せようとするとか、下着のモロ見えも増えましたし、迷宮と楽園は工口路線ですね。
それ自体はありとしても、ヨウカンは、物語上の必要性のないシーンだったのが引っ掛かりますが(「果実」では、意味なくパンツが見えても、短時間だし、本人は気づいていないし、周りも騒がないということが多かったという、品性があった。)。

○ 6話。5人が拠点にしたのが屋形船・・・。

さて、(5話ラストで一姫の立体映像が雄二の前に現れていましたが、)一姫から「果実」でのバス事故の補足がありました。一姫が天音を逃がした後、錯乱して何人かの女子が殺し合い、先生も死に、一姫は息も絶え絶えだったところに救助が来て、優秀だったので脳をタナトスシステムにされたのだと。一姫は生きていたと。

雄二は、薬で強化された軍人の唯一の成功例だったのかあ。

○ 7話。5人の活躍というか、タナトス(タナトスシステム。半生体コンピュータ。)と名乗る一姫の活躍というか。一姫の指示通りに動く5人は、わらしべ長者以上にあっという間に数百億円だかを稼いで雄二奪還の準備を整えたところで次回へ。

狙撃銃を構えたときに蒔菜のパンツが丸見えのアングルでしたが、1回はまだしも、2回も見せるのは少しやり過ぎかなあ。ただ、「迷宮」と「楽園」はこの線では来ているので、こういうものなのでしょう。

しかし、天音は一姫の声をどこかで聞いたようなくらいにしか思わず、当時のショックで命の恩人である一姫の声を忘れたということで一応の説明はつくものの、、、そこまで気づかないものなのかどうか。

○ 8話。うまく行きすぎでしたが、奪還成功。ですが、雄二の腕には爆弾が巻かれ、オスロのところに行かないと外せないと。

JBの助けを借りて一姫もタナトスシステムから外れてJBと行動を共に。潜水艦(マニアが作ったレプリカ)に乗って表れた一姫は最後に5人と会い、少しの間があって天音は一姫と気付いたと。ようやく気付いたのかよ・・・

○ 9話。みちる が抜け駆けして雄二にあっさりと口づけをしていましたが、となると、2人の口づけはこれが初めてではなさそう。となると、「果実」において2人は最後までしていたと考える方が妥当な気も。となると、5人とも雄二と最後までしていたと考える方が妥当な気も。

一姫とは「楽園」2話からして最後まではしていないのですが、男の場合は初めてかどうかは分からないので、麻子が誤解しただけの可能性は少しだけあります。
雄二が一姫を甲板の見えにくいところだかに連れて行った先で、甲板に座って頬を染めて色っぽいため息をついてから、立ち上がって、「お姉ちゃん以外の女の人に、あんなこと、しちゃダメなのよ。」と雄二に言っていて、「あんなことって、どれのことだろう?」と雄二は思っていましたし。
甲板上だから口づけ止まりでしょうから、一姫の「あんなこと」も口づけだと思いますけれど。

○ 10話。雄二が1人で突入し、オスロの油断もあって相撃ち、のわけはなく、雄二は助かったと。

南の島の楽園でのんびり生活の6人のヒロインと雄二らですが、閉鎖された高校も2年経って再建できることに。もう卒業している年齢の人もいますけれど、高校生活という普通のことを普通にしたいということですからねえ・・・
ハッピーエンドも良かったですし、小麦色と白い肌の6人のヒロインも可愛かったです。


アニメジャパン2015にて。



【shin】
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