2015年夏アニメ、春夏アニメの感想の続きです。
◎「怪獣酒場カンパーイ！」（全13話）
2015年夏アニメ。
総合評価2.5点（5点満点）
5分枠。ウルトラマンの怪獣のパロディですから円谷プロダクションですが、アニメ制作は「鷹の爪」のDLEなので、「鷹の爪」っぽいです。
ナレーションが「ウルトラQ」（1966年、ウルトラシリーズ第1作）のナレーションの石坂浩二さんというのはポイント高いです。
バルタン店長（cv IKKAN）を中心に、店員のカネゴン（cv金子茂樹）とダダ（cv鈴木豆）に振り回されつつ、怪獣の客と会話したり、カネゴンとダダに振り回されたり、振り回されたり、のおバカなギャグ。
鷹の爪かウルトラマンが好きなら楽しめるのでは。
◎「俺物語!!」（おれものがたり）（全24話）
2015年春夏アニメ。
総合評価4.5点（5点満点）
楽しいラブコメ、キャラもいい味を出していました。
アニメジャパン2015にて。
○ 猛男のズレた純なところ、建築中のビルから数トンはありそうな鉄骨が落ちてきても受け止めることが出来る人間離れした怪力、スポーツ万能、男子には大人気、顔は今一つで体が大きすぎなので女子には不人気。
そんな猛男は、現実世界で見かけが主因でモテないと思っている男子の希望の星でもあるのでしょう。
真面目に生きていれば良いこともあると。
凜子の純なところ、でも、手をつなぎたいとかキスしたいとか抱き付きたいとか年相応にアレコレ興味あるとか、おとなし目で外見と仕草が可愛いところ、自分より猛男のことを心配する優しいところ（特に4話の合コン、友達からの猛男の悪口、火事。）、猛男の中身が気に入ったところ、友人が猛男の外見などを悪く言っても言い返せるところ。
これも現実世界のモテない男子のある種の理想の女子なのでしょう。
誠の、美男子と野獣というコンビなのに猛男の幼馴染でお隣さんで仲良しで、陰で猛男の悪口を言っている女子から告白されてもすべてフッているところはBLっぽいと思いましたが違いそうであるところ、2枚目でモテモテなのに比較的表情がないけれど猛男の前では結構笑うところ、陰ながら2人（特に猛男）を応援しているところ。
これも現実世界のモテない男子のある種の理想の友達なのでしょう。
3人がいいバランスで関わり、誠が見守り、猛男が時々無茶をして、凜子が心配するけれど更に惚れて。
剛田猛男（ごうだ たけお）（ｃｖ江口拓也）、大和凜子（やまと りんこ）（ｃｖ潘めぐみ）、砂川誠（ｃｖ島﨑信長）のほか、
誠の姉で猛男を好きな砂川愛（ｃｖ井上喜久子）、愛を好きな織田隼人（ｃｖ浪川大輔）、誠に長く片思いでストーカーの天海悠紀華（あまみ ゆきか）（ｃｖ茅野愛衣）、猛男の豪快な母の剛田ゆり子（ｃｖ青木和代）、猛男の父の剛田豊（ｃｖ玄田哲章）、凜子のバイト先のパティシエで凜子を好きになった一之瀬光基（ｃｖ福山潤）など。
○ 凜子との口づけの練習を誠にラップを押し当てて無理やりする猛男のズレっぷりとか、悲鳴の誠とかが面白かったとか（6話）。
凛子の言動に「好きだー!」「好きだあああああー！」と、心の中で力んで言うところの表情や口調が面白かったとか。
凜子のモジモジっぷり、顔を真っ赤にしたり、「あせあせ」な仕草や慌てっぷりの仕草が可愛いとか、潘さんってこんな良い演技もできるんだとか。潘さんは、演技の幅が広いし、いい演技ばかりですね。
誠などが思っていることを手書き風の文字で時々表すのもいい感じ。
○ 凜子がイケメンの一之瀬を好きなのではと誤解したた猛男というのは、自分がこれまで好きになった女子は美男子の誠を好きだったので、いまだに信じられない気持ちがあるということです。
誠や凛子の友達から見れば、猛男しか見ていないし見えていない凜子なのですけれど、当事者と非当事者とでは異なるというのは恋愛以外でもよくある話。
【shin】
