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「LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘」感想。何が嘘で、何が嘘か

【ネタバレ】

◎「LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘」

「ヤバいぜ、不二子。」

2019年5月31日(金)公開、小池健監督、高橋悠也脚本、モンキー・パンチ原作、56分(TVアニメ2本分を前後編にしたような構成。)、PG12。

ルパン三世(cv栗田貫一)、次元大介(cv小林清志)、峰不二子(cv沢城みゆき)、ビンカム(cv宮野真守)、ジーン(cv半場友恵)など。
最後にモンキー・パンチ先生(2019年4月11日死去。)への謝辞の字幕あり。

「ハードで危険な『LUPIN THE ⅢRD』シリーズ、待望の第3弾はそんな峰不二子に絶体絶命の危機が迫る『LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘』だ。」
「愛し、惑わし、刺し、奪う―― 峰不二子の魅力を存分に体感することになるだろう。」(公式HPより。)
一般受けはしない気もしますが、この手のルパン作品は大好きです。



アニメジャパン2019にて。




新宿バルト9にて。




池袋HUMAXシネマズにて。




○ 峰不二子の嘘と言っても、ルパンらを騙すことが多いこれまでの不二子ですけれど。

本作で不二子の嘘ではない言葉を特定するのは難しいですが、これだから子供は嫌いなのよ、という言葉は本音でしょう。いうまでもなく、だから子供は嫌い、ということと、だから子供は好き、ということは両立するので、どんなときでも子供が100%嫌い、ということではありません。

それは母性本能というこの世にありもしないものではなく、ある程度の長期間一緒にいれば愛着がわくこともあるというだけのことかもしれませんし、そうではないかもしれません。
と書きつつ、本作では母性本能であるように描いているように見えるんですよね。母性本能(や父性本能)はあると考える人もいるので、そういう考えなのでしょう。


○ ルパンと次元が簡単に敵に裏をかかれ、追いつめられ、ルパンがやられました。子供のジーンは不二子がなんとか連れ出して逃げました。
ビンカムがとどめをさすように命じられていたら死んでいたルパンでしたが、ルパンもまだ若いからということでしょう。

・暗殺者養成所(?)があると分かり、LUPIN THE ⅢRDシリーズ3作が繋がりました。

ネットでの制作者へのインタビュー記事を見ると、あとは銭型が主人公の作品と、ルパンが主人公の作品が作られる様子なので、そこで明らかになるでしょう。


○ ルパンと次元の会話、ルパンと不二子の会話、これらが特にそうですが、これまでのルパン作品のいくつか、1stテレビシリーズくらいは見ていないと言葉の省略とか背景にある意図や意味は分からないのでは、と思いました。
(なお、小池監督のルパンシリーズはハードボイルドなので、1stテレビシリーズが一番雰囲気が近いです。)


【shin】

コメント一覧

shin99shin
シンジンさん、ありがとうございます。
ルパンらは若いですよね、まだ場数がたりない。
続編を楽しみに待っています。
シンジン
こんばんは&お久しぶりです!!!!! ブログ移転されてたんですね。


「ⅢRD シリーズ」は(若かりし頃のルパンたちが自分達よりも修羅場の数を潜り抜けている殺し屋たちと戦っていく中で不可能と言われる裏の仕事を可能にしていく悪の超人と呼ばれる存在になっていくまでの物語。)だと僕は解釈しています。今回の話では不二子が主人公であり、ヤエル奥崎やホークと同じ(若い世代が乗り越えなければならない壁として立ちはだかる人物。)として描かれているように感じました。


この作品を観る前に女性が主人公のあるドラマを視聴してから(女性が主人公の作品をもっと観てみたい。)と思うようになったので、個人的には(いいタイミングでこの作品を視聴出来た。)と思いました。


「血煙の石川五エ門」を観てからハードボイルドな銭形警部をもっと観てみたくなったので、いつか銭形警部が主人公の「LUPIN THE ⅢRD」が観れる日を楽しみにしています。
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