【ネタバレ】
◎「フラ・フラダンス」
「わたし、"フラ"を仕事にします。」
「踊ること。笑うこと。仲間を想うこと。職業、フラガール」
2021年12月3日(金)公開、総監督は水島精二、監督は綿田慎也、脚本は吉田玲子、109分。
総合評価点は、上中下で上の下くらい。
総合評価点は、上中下で上の下くらい。
夏凪日羽(cv福原遥。幼少期はcv東山奈央)、鎌倉環奈(cv美山加恋)、滝川蘭子(cv富田望生)、オハナ・カアイフエ(cv前田佳織里)、白沢しおん(cv陶山恵実里)の新人フラガールのほか、マネージャーの平和人(cv山田裕貴)、日羽が憧れる先輩社員だけど真理の恋人だったらしい鈴懸涼太(cvディーン・フジオカ)、先輩フラガールで真理と親しかった塩屋崎あやめ(cv相沢梨紗)、日羽の姉でプアラ真理というフラガールだった夏凪真理(cv早見沙織)など。
○福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズ(本作の舞台である。)のマスコットである CoCoネェさん のぬいぐるみに死んだ姉の真理が乗り移ったのか、日羽に話しかけてきます(話し方が通常の真理とは異なってコミカル。)。比較的リアリティのある物語においてこういうのはリアリティを損ねる効果の方が大きいです。しかも、本作自体が東日本大震災による大きな被害という事実を背景にしていますから、事実が事実であることを損ねます。
日羽がひとり立ちできるようになってからは真理が話しかけることはなくなりましたが。日羽の寝ている間の夢、あるいは妄想ならまだしもですが、そうとも思えませんでした。
そこがマイナスですが、それ以外は良かったです。
大袈裟にせず、これ見よがしに感動や涙を誘う事もなく、東日本大震災を背景に、いい感じの青春や友情に涙して、いい感じに笑顔になれました。派手さの少ない描き方をどう感じるかは人によりますが、日常に派手さはほとんどありませんから、本作はそう描いたということです。感想を書いているだけでも涙が出てきます。
日羽の志望動機が「みんなに"笑顔"を届けたい」というのも良いです。
○なお、本作は、フジテレビが、東日本大震災(2011年3月11日)から10年となる2021年に被災地を舞台とするアニメを制作する「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10・・・」のうちの1作だそうで。
他の2作は以下で、いずれも見ました。
・TVアニメ「バクテン!!」
高校の男子新体操の2021年春アニメ。2022年春に劇場版公開予定というのは驚きです。
・映画「岬のマヨイガ」
2021年8月27日公開。感想はブログに書きました。
【shin】