
2025/03/12 wed
あれから14年も年月が流れた
大自然の驚異
どれほどの人が被害に遭われたか
国を動かす政治家さんたち、私腹肥やしていないで日本の為に、日本人の事を考えてもっと頑張ろうよ
それと闇バイトとか簡単にやるような馬鹿共、日本人ならせめて日本人として生きろ
【闇190より一部抜粋】
二千十一年三月十一日、深夜二時五十五分。
いきなりとてつもない地震が起きる。
恐怖を覚えるような揺れ。
いや、こんな状況でも動じず執筆をする。
それが物書きとしての本文じゃないのか?
何か随分長い時間揺れているな……。
俺は立ち上がり、窓とドアだけは開けておく。
また座り執筆を開始しようとした時、パソコンの奥の棚の一番上にあるカゴが揺れにより落下し脳天を直撃する。
「痛っ!」
カゴの中には使わなくなったパソコンのパーツ類や壊れた外付けハードディスクが入っていた。
それらが頭の上に振ってきたのだから、痛みもかなりのものだった。
まだ揺れているぞ。
大丈夫かよ?
もう上から物が降ってこないのを確認し、パソコンで震度を調べる。
宮城北部では震度七だったらしい。
震度七ってかなりの強さだろ?
現在れっこさんが住む北海道の奥尻島が津波に襲われた大惨事でさえ、震度六と聞く。
みなさんは大丈夫でしたか?とミクシィで呼び掛けた。
【闇191より一部抜粋】
二千十一年三月十三日。
皆さんで協力してあげて下さい。
連絡できる所、お願いします。
今日十八から二十時頃に、中部電力が東京や被災地に電力を送る為に、愛知などの中部に住む人は節電に協力してほしいとの事。
なので普通に生活を送れている方々、私らも一つ協力しませんか?
使わないコンセントからプラグ抜くだけでだいぶ違うので、協力してあげて下さい。
できるだけ多くの人に回せたら回して下さい。
岩上智一郎より
自分で何かできる事はないか?
被災地へボランティアへ行く?
無理だ、そこまで俺は金銭的な余裕が無い。
何かを送ってあげる?
したいが、それすらも金銭的な余裕から無理だ。
俺はミクシィなどで、この程度の記事を書く事しかできなかった。
佐川急便へ行くのに車は必須。
走れば燃料は減る。
俺は高校生時代アルバイトをしていたガソリンスタンドの山口油材へ行くが、呆れるほど長蛇の列。
うんざりしていると山口油材の従業員が駆け寄ってきた。
「智一郎さん、こちらからどうぞ」
「え、だって並んでいるじゃん」
「いえいえ、こんな時だけ並んで来る客よりも、日頃の常連さんを最優先しますよ。こちらから来て下さい」
並んでいる客たちから見れば、反則行為だろう。
しかしスタンド側の言い分も分かる。
俺は仕事もあるのでその好意に対し、素直に甘える事にした。
スタンドを出てすぐ左手にある島忠とスーパーのOK。
小腹が減っていたのでスーパーへ入る。
愕然としたのが、普段なら腐るほど陳列されている食料品。
それがほぼ無い状況。
塩むすびが二つだけ残っていた。
誰がどれだけ買ったのかは分からない。
ただ、何故そうパニックになっているのだろうか?
川越ではほとんど被害など受けていないのに……。
俺はこの一連の状況に対しての記事を書いた。
今できる事
ちょっとした停電、電車の遅れ等不便な面もあるかもしれないけど、自分たちの地域は非常に恵まれている。
災害の見舞われ、地獄のような生活を送っている方々にしてみれば、それだけで幸せなものだ。
今回、スーパーなどで買いだめをしている輩たちへ言いたい。
私利私欲の為に焦ってそんな食料を買いだめしてどうするの?
もっと困っている人々はたくさんいる。
せめて普通に生活してみたらどうかな?
金を送れなくても、ボランティアに行けなくても、誰でもできる事は少しくらいある。
俺は暖房を消して布団に包まる。
そんなちょっとした気遣いを日本中の人がみんなしたら、助かる人がその分出てくる。
でも、自分一人くらいなら気にしないで大丈夫。
そう思う人間が多数いるのも事実。
だから食料の買い占めなど、異常事態が起きている。
世界中から日本はいい国というイメージがあるが、すべての日本人が良い人という訳ではない。
これはどんなに力説しても、お願いしても、分からない人間は本当に分かってくれないのだ。
少ししてタバコ不足という現象に陥った。
セブンスターの販売個数制限。
一人一箱までと書かれた紙がコンビニエンスストアなどで貼られ、日本はこれからどうなっていくのだろうと不安に駆られる。
佐川急便の荷物でタバコが二百個入りの段ボールが届く。
荷物でなければ喉から手が出るほど欲しい衝動に駆られた。
作業員の中で、どんな方法を使ったのかは知らないがタバコを買い占めをして休憩中「セブンスター一つ倍の値段で売るよー」と抜かす馬鹿まで出現したほどである。
人として非常に浅ましい。
軽蔑されるような行為をこの男はたかだか数百円の利益を儲ける為に平気で行う。
そんな人間も身近にいた。
キツい思いをするのはみんな同じだろうに……。
しかしこういった人間は、少なからず存在するのだ。
呆れるだけで、怒るほどでも殴るほどでもない。
ましてや法的に違反している訳でもない。
ただ、人間として少し寂しい人だというだけ。
人間は理想と希望と矛盾を抱えながら、こうして生きていく。
> ずっと... への返信
忘れてはいけないと思います
あの惨劇を繰り返してはいけないですから
探して できる時にする
忘れないでいます